春馬くんに会いたくて。tourist❶生きるエネルギーをもらう タイ•バンコク
春馬くんに会いたくて
ドラマ•ツーリストを観直しました。
ツーリストは、paraviとwow wowの共同制作でDVD化はとても難しいと言われていたもの。
春馬くんが旅立ってたくさんの大きな要望にDVD化されました。
ツーリストと天外者とせかほしは
ファンの声に応えたいという関係者の
あたたかな気持ちがあり、ファンも声を届ければ私たちでも何かが変えられるかもしれないと
嬉しい気持ちになりました。
tourist 1 タイ編
ドラマ•ツーリストのメインキャラクターである
天久真(あめくまこと•三浦春馬さん)は、6年前に旅先から絵葉書を送って来た
姉を探しにその地を訪ね、帰ってこなくなった
彼女を探しています。
彼は会社人間で懸命に働いて来ましたが
リストラされたことで時間が出来て
残されたお母さんを放りっぱなしにしている
お姉さんに言いたいことがあるようで
彼女の行方と自身の来し方に思うことがあって
旅に出ています。
でもこの理由がわかるのはもっと先です。
第一話は、タイのバンコクから
旅先のターミナルですれ違うさつきと真。
さつき(水川あさみさん)は東京でテレビドラマプロデューサーをしている中年男と不倫中の
独身のビジネスウーマン。
人生に行き詰まって生きていくことが嫌になり
輪廻転生を信じる死生観の強いタイで死にたいとバンコクまで来ています。
さつきと真の出会いは、偶然で真が
肩にかけていたリュックをさつきの目の前で
バイクに乗っていた窃盗団の男たちに奪われ
持ち金入りリュックを奪われた真のどこか焦りのない様子に不思議に思ったさつきが食事に誘ったことからです。
さつきは投げやりで、真にお金がないのなら
私があなたを買うわと言い放ちます。
さつきから死にたい願望を感じた真は、
さつきが無意識に自分を必要としている気がして態度が投げやりでぞんざいな、さつきの態度を
最低だと思いながら手が離せなくなっていくのです。
真を見ていると可愛らしかったり素直だったり
(頑固なところもあるけど)シャイだったりする春馬くんとは違ってクールでスマートで人馴れしたキャラクターです。
けれど根底に人のことが気になり、人を愛したいと願っている部分が似ているようで
人の弱い部分をみると、投げやりで屈折している
さつきのことも放っておけない、
スマートでクールなキャラクターの真の優しさに説得力があるのは春馬くんの本質が見えるからなんじゃないかと思います。
真と一晩、旅先の冒険をしていくことで
さつきのキャラクターが少しずつ柔らかな、
本来の前向きな彼女に変化していく様子が見事でした。
トゥクトゥクに乗って街に繰り出したふたり。
バンコクの夜店では美しい骨壷を自分で買うというさつきに、もともとさつきからもらったお金だからと骨壷をプレゼントする真。
身につけていたアクセサリーやサンダルを脱いで少しずつ武装を解いていくさつき。
通りで子供のように水を掛け合う『水かけ祭り』のふたりは無邪気そのものでした。
さつきの背中に隠れて、かけられる水をよけようとする真に春馬くん自身が見えたり
掛け合った水の勢いのまま、さつきは本来の強い自分の生きるチカラを蘇らせたようでした。
飛行機ターミナルで偶然に再会した真に
首に手をかけながらハグして耳元で
「出会えて良かった」「ありがとう」と小さく
つぶやくさつきの素直な言葉にただうなづいている真。
さつきが羨ましいな。
わたしも春馬くんの首に手をかけて抱きしめたかったとつぶやいたのは、わたしだけじゃないですよね。