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10代の春馬くんが詰まったサムライ•ハイスクールとブラッディ•マンデイのこと

TverやGYAOで春馬くんの「サムライ•ハイスクール」が今、配信されているとのこと。
嬉しいなあ。サムハイは動画配信でないと見れなくて、DVDを買おうか迷っているうちに一年経ってしまい、最近やっと買ったもの。
ドラマを見たいっていう人が多いんだろうな。
たくさんの方が楽しめると思うので嬉しい。

リアタイしたのはブラッデイ•マンデイの次に見たのがこのサムハイだった。

ブラッデイ•マンデイ

ブラッデイ•マンデイで はじめて春馬くんに出会った時には、なんて若くて綺麗な子なんだろう
というのが第一印象だった。春馬くんは男の子なのに綺麗という言葉が違和感なく似合う。   
主人公のファルコンは高校生で高木藤丸という可愛い名前だけど、実はハッカーで、自分のハンドルネームをファルコンと名乗っている。
頭がよくてイケメンで、男気があって優しくて
いっぺんで大好きになってしまった。
これってリアル春馬くんだよね。

どこに行く時にも、背中に抱えたリュックから 
パソコンを取り出して華麗にブラインドタッチをして、敵を潰していく。「捕獲完了」というファルコンの決めゼリフがどれだけかっこよかったか。
パソコンを駆使しながら、自分自身もさまざまな場所で危険に晒されていく。彼がハッカーをする理由は
家族や友達を守るため、ひいては日本を守るために
捨身で挑んでいく姿がただカッコよくて今までにあまり見たことがない展開のドラマに夢中になっていたように思う。   
ファルコンがどんなに頑張っても、大事な人たちが次々に犠牲になっていく。悔しくて、情けなくて
悲しくてファルコンは、よく泣いていた。
ただ涙を流すというのではなくて春馬くんの泣き顔には、さまざまな繊細な感情の変化があって泣き顔に、こんなにさまざまな表情を乗せられるということを感心して見ていたように思う。
彼の演技の素晴らしさは、さまざまな感情をほんの一瞬の表情の変化で伝えることが出来る繊細さなんだと思う。

身近にいる友人にまだ年若い佐藤健くんもいて 
この2人がここにいることが、今思えば嬉しい。
HTシリーズを別にして共演したのはこれだけだったのではなかったかしら。 

ストーリーも印象深かった。
ウイルス感染によって日本をリセットして
自分たちの思い通りの世界を作ろうという考えのもとに、手段を選ばない集団と闘っていくという現実世界にも起きたような話で、今見たらどこか身につまされる。
敵役に成宮寛貴さんや吉瀬美智子さんがいるんだけど二人ともとても素敵だったし、サードアイという春馬くんと一緒に闘っていく、味方か敵かよくわからない警察組織もあって芦名星さんとはここで一緒だったんだね。 

シーズン2もあって、そちらでは満島ひかりちゃんが出ていた。
ひかりちゃんは三浦大知くんといた、フォルダーの頃から知っていたから、役者さんとしてゴールデンタイムのドラマに出たこと。       
すごく魅力的で新鮮な演技が印象的だった。
出ている人たちのキャラクターが一人一人際立っていて、面白いドラマというのは良いキャストに恵まれて、良い脚本で楽しめるものなのだなと思った作品だった。
面白かったけれど視聴率は振るわなかったとか。
続編があったので記憶に残る作品だったのでしょう。
わたしの春馬くんの原点は、やっぱりファルコンだと思う。

サムライ•ハイスクール

そしてサムライ•ハイスクール。
ブラッデイ•マンデイとは、真逆のコメディーで、
戦国時代の大阪夏の陣で命を落とし
自分の命を使いきれなかったという心残りがある
サムライを先祖に持つ、今の現代高校生のお話。

この同じ名前の戦国武将 望月小太郎とヘタレ現役高校生の望月小太郎を春馬くんが演じている。

舞台はほとんど現代で、ヘタレ高校生として受験生の望月小太郎に同い年のご先祖様が時々憑依して現れてしまう。
ストーリーも意外な展開で面白いし
家族やヘタレ高校生もきっとどこにでもいそう、
なのに憑依してしまうサムライは、どこまでも
かっこいいヒーロー。

なにが大変ってこの凛々しい戦国武将の彼と現代ヘタレ高校生の彼を春馬くんが同時に演じ分けているってこと。

戦国武将、望月小太郎のその時代の考え方、所作、
サムライ言葉、殺陣、アクションシーンもとても多い。そして心に残した未練を抱えているサムライを振り切って演じていてなにしろカッコいい。

そして現代高校生ヘタレ望月小太郎くんは、受験生で
自分の将来に漠然と不安を感じていて、未来や学校や社会、家族に悩みを抱えていてその不安や悩みを笑って変顔や明るいキャラでごまかして生きている。

このキャラクターを当時19歳の春馬くんが同時に演じて分けているということ。     
望月小太郎の中に、ヘタレ高校生とかっこいいサムライが、クルクル現れては変わっていく。  
一変する表情や立ち居振る舞いや言葉遣いの変化がすごい。

もうこれは、やっている本人にしてみればとっても
大変だったのではないかな。
春馬くんはあまりの大変さにキャパオーバーで
仕事をやめることを当時本気で考えたとも聞いたけれど、物語の彼らにはそんな様子は微塵もなくて。

私たちは、別人のサムライになっている彼の凛々しさ、カッコよさに見とれたり、杏ちゃんに抱きつかれるとあっという間にヘタレでシャイな情けない彼に戻ったり、そのなかで少しずつサムライに影響されて
成長していく素直さや、あったかさについ応援してしまう。

春馬くんのこのヒーローの時には、息を呑むほど立ち回りから全てが美しくてかっこいい。けれど、ヘタレであっても成長しながら頑張ってる、その愛らしさにどんどん目が離せなくなっていくという、10代の三浦春馬の魅力が、まるごと詰まっている作品だと思うう。

春馬くんのコメディーをもっと見たかった

後にシリアスな役が多かった春馬くんは、その繊細さで、心の苦しさや葛藤をその見事な共感力で自分のものとしてほんの一瞬の気持ちの変化さえもその表情から表現するひとだったから、見ている人が自分で答え探しをする、難しいけど魅力的な映画 (真夜中の五分前とか)もちろん、そんな映画もとても好きなんだけど、誰が見ても楽しい。わかりやすく笑顔になれる。コメディーももっとやって欲しかったなと思う。今、見ても春馬くんは演技力やイケメンぶりが素敵だったから、その身体能力やカラダの凄さは見落としがちだけど、10代の頃からどっちも兼ね備えていた凄い役者さんだったんだよなと思う。

春馬くんがいなくなった後にTwitterで見た
「ブラッデイ•マンデイ」の漫画原作者さんの
『有難う。さようなら ファルコン』って言う言葉にただただ涙が止まらなかった。

わたしにとっては、たくさんの春馬くんがいるけど ファルコンは永遠にヒーローだし、小太郎は永遠にアイドルかもしれない。


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ろーず
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