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#145 今週は精神的に疲れた1週間だったよ
6歳と2歳のボウズたちの父親です。ボウズたちの成長を書き記すことで将来のボウズ達のプレゼント(酒の肴)になればと筆を執っています。
さて。お母さんは「明日の朝4時ねー」と颯爽と寝てしまったので、お父さんは少し片づけて、キミたちへの手紙を書いて寝ることにするよ。明日は4時起きで準備して滑り込み合宿@湯沢だ。いつもの定宿がクローズしてしまったので、明日はいつもと勝手が違うところだね。雪はいいかなぁ。
今週はあっという間の1週間だった。お父さんは今週は精神的にも疲れ切った1週間だったよ。週明けからなんだか頭が痛いなー、風邪とは違う様子だなーと思って、ちょっと早めに診てもらおう、と近所の脳外科クリニックへ。そしてMRIの結果、頚椎動脈剥離と脳梗塞の疑い、となり緊急で大きな病院へ。。。大きな病院で精密検査をしたところ、疑いは晴れ、「異常なし」の所見だったけど1日に2回MRIを撮り、入院を覚悟していたけど帰宅できたことに本当に健康体の幸せを感じたよ。
ついさっきまで6歳のキミと算数ドリルをしながら在宅勤務をして、ワイワイしていたのに急に入院なんて言われたら驚いてしまう。キミはお父さんがクリニックに行っている間、頑張って一人でお留守番していてくれた。
お父さんはクリニックの先生から、「このままタクシーで直接大きな病院に行ってください」と言われたけど、「いや、チビが家で一人で、、、」と説得して何とか一度家に戻ってきたよ。お母さんにも電話をして事情を説明して仕事を切り上げて帰ってきてもらい、お母さんとバトンタッチ。お父さんは「もしかすると今日は帰れないかも」とキミに言うと、キミは「明日には帰ってくる?」と強い口調で聞かれたので、「大丈夫、帰るよ」と言いながら、一日分の着替えとコンタクトレンズの洗浄液とかを入れて大きな病院に向かったよ。
お父さんは脳に疑いがあるなんて初めての経験だったので検査の間も気が気でなくて、キミたちのことばかり考えていたよ。スティーブジョブスがスタンフォード大学でしたスピーチが脳裏をよぎって、これから10年も15年もかけてキミたちに伝えたかったことを、たったの1年とかで伝えきらないといけない、とか言う診断になったらどうしようとソワソワしていた。
伝えないといけないことの優先順位を考えたり、キミたちと一緒にしているサッカーができなくなったらどうやってサッカーを教えよう、とか考えたり、やはり人は焦るとうまく心の整理がつかない。
キミに「大丈夫」と伝えながら、お父さんがソワソワしていてはダメだ、と言い聞かせて検査を終えて診断を聞いて、本当に肩の荷が下りた。
ちゃんとその日のうちに家に帰ることができたよ。家に着いたらもう23時。お兄ちゃんのキミは熟睡、お父さんの帰ってきた音で2歳のキミは起きてしまったのか、そこから覚醒、、、笑。
朝起きたときに、お父さんがいたことに対して6歳のキミは興奮して喜んでくれたね。
今回は何もなくて本当に良かった。お父さんは今回の経験を通して改めて当たりまえの生活をキミたちと送れていることに心から感謝をすると同時に、人生における大切なことの優先順位を実感したよ。
この前、お兄ちゃんのキミがお父さんに尋ねた質問はこうだね。
「パパ、今までで一番嬉しかったときは?」
お父さんは即答だ。
「キミたちが生まれてきたときだよ」
キミは「そうかー」と妙に納得していたね。
数日前のやりとりをお父さんは改めて思い出して噛みしめていたよ。
これから羽ばたくキミたちへ。毎日元気に過ごせることに心から感謝をしよう。