私の偏愛品① チャイナ服
私はチャイナ服が大好きで、あまりにも好きすぎて自分の化身であるキャラクターにも着せています。おしゃれ着としてですが、リアルでも何着か持っていて愛用させてもらっています。
今はカジュアルブランドでも多くチャイナテイストの服が買えるようになって嬉しい限りです。去年はZARAがチャイナ祭りで私もお祭り騒ぎでした。
こんなのとか
こんなのが
ばんばん発売されて私のお財布もワッショイしました。今や無印良品でもナチュラルでユニセックスのチャイナ服が買えるので、チャイナ服もなかなか市民権を得てきた感じで嬉しいです。
ちなみにZOZOTOWN等で検索する時は、「チャイナ」だけでなく「トグルボタン」とか「結び釦」のワードでも調べてみるとあなたの理想のチャイナ服がより見つかりやすいかもしれません!お前もチャイナ服の民にならないか?
閑話休題。
私は25歳くらいまで、自分はどんな服を着ればいいのかよくわかりませんでした。雑誌を見たり服屋に行ったりして「これ可愛いな~」と思っても、それを“自分が着る服”の範疇として認識できませんでした。何故なら可愛い服は可愛い子が着るもので、私は可愛くないからです。憧れるような服は、全部自分にはふさわしくないように見えました。
ではどうしていたかというと、母が一緒にユニクロに行って「女の子はシャツにカーディガンを羽織って、膝丈スカートかズボンを履いていれば大丈夫」と私に買い与える服と、それを倣って自分で買った服が「自分が着てもいいと思っていい服」でした。大学生になっても私は永遠にカーディガンを着ていました。
しかし親元から離れ、フリーランスである程度稼げるようになってきた頃、とある服屋でめちゃくちゃ派手な柄のベルベット生地の目立つスカートを見て唐突に思ったのです。
「もしかして…自分の着てみたい服を、“着てみたさ”だけで着てもいいのか…?」と。
私はそのド派手な柄のスカートを勢いで購入し、さっそく履いて外を歩いてみました。当たり前ですが、誰も私のことを気にもとめません。私は人混みの中でただ一目惚れしたスカートを履いている、本当にそれだけのことだったのです。
私にとっての服が、呪いから、「着ることのできる救済」になった瞬間でした。
私は何着もあったカーディガンを捨てて、インターネットで狂ったように服を検索しました。あれも、これも、着たいなら着てみていいんだ!と思ったら世界が輝いて見えたのです。
その中でも一際眩しくて私の心を鷲掴みにしたのが、チャイナ服でした。気が付けばチャイナ服の画像を眺めては、なんて素敵なんだろう…とうっとりする日々を送りました。
それから私は一切の妥協のない理想のチャイナ服を時間をかけて探し、そして出会いました。まさに中華!という生地の、黒いチャイナシャツ。あの派手柄のスカートともよく合います。私はその日、高揚感のあまりずっと鏡でチャイナ服を着た自分を見ていました。本当に夢心地だったのです。
それからチャイナ服は、私にとって自由の象徴となりました。
そう、私はどんな服を着るか選んで生きていいのです。
今はキラキラの靴下も、透け透けのカッターシャツも、ダボダボのズボンも、キッズやメンズの服も、私の好みでちゃんと手入れができそうならなんでも買うようになりました。
「ファッションが楽しい」だなんて、自分には縁遠い言葉だと思っていました。でも今、私の心にぴったりと沿う服が着れるという喜びは、そんな月並みな言葉でしか言えません。
私のクローゼットにあるチャイナ服は、今は5着になりました。中華風の刺繍の入ったポシェットも、最近古着屋さんで買いました。
今よりもおでかけに気兼ねがなくなったら、本当に大好きな服を着て、行きたい場所へ風を切ってたくさん歩きたいです。
(※最後にリアルの写真があります)
チャイナ服を作ってくれる人たち、ありがとうございます…好き……
だちこ
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