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「君の目、斜めってるよ?」若い人を襲う急性内斜視の恐怖


みなさん、こんにちは!最近、若い人たちの間で「急性内斜視」という目の症状が増えているって知っていましたか?

特に、スマートフォンをよく使う人に多いんです。今回は、この急性内斜視って実はかなり恐ろしいということが専門の学会が全国的な調査で判明しました。

急性内斜視って何?

急性内斜視というのは、突然、目が内側(鼻の方向)に寄ってしまう症状のことです。

普段は何の問題もなく両目でまっすぐ前を見ることができていた人が、ある日突然、片方の目が鼻の方向に向いてしまうんです。

例えば、こんな感じです。

  1. 中学生の太郎くんの場合:
    ある日、学校から帰ってきた太郎くんのお母さんが、「太郎、どうしたの?目がおかしいよ」と気づきました。太郎くんは気づいていませんでしたが、右目が内側に寄っていたのです。

  2. 大学生の花子さんの場合:
    レポート作成中、パソコンの画面がぼやけて見えるようになりました。友達に「花子、目が斜めになってるよ」と言われて、急に目が寄っていることに気づきました。

ちょー怖くないですか??

目が斜めって言われてもよく分からないよね

具体的にはこんな感じです。

目が斜めってこういうこと

片方の目だけが異様に内側に寄ってしまい、且つ本人はその自覚が無い場合もあるし、後述しますが一旦症状が出たら最後そう簡単に治癒できません。

特に他人から見た時の外見が気になってしょうがない若い人たちには、これかなり辛いというか致命的なことなんじゃないかなあ、と思います。

や、だって、僕すでにかなりな年寄りで格好も結構テキトーになってきたけど、こんな目になっちゃうのは嫌ですよ。

どんな症状が出るの?

急性内斜視になると、こんな症状が現れます。

  1. 物が二重とか二つとかに見える(複視)

  2. 目が内側に寄る(寄り目になる)

  3. 遠近感や立体感がつかみにくくなる

特に「物が二重とか二つに見える」というのが特徴的な症状です。近くを見ているときは大丈夫なのに、遠くを見ると急に物が二つに見えるようになるんです。

なぜ急に目が寄っちゃうの?

急性内斜視の主な原因は、スマートフォンの使いすぎなんです。特に10代から20代の若い人に多く見られます。

特に以下のような生活習慣があると結構ヤバい。

  • 1日3〜4時間以上、スマホなどを使っている

  • 30cm以下の近距離でスマホを見ている

  • 間違った姿勢でスマホを使っている

  • スマホなどのディスプレイが暗い

  • SNSやゲームに集中して視線をあまり動かさない

  • 寝転がりながらスマホを使う

  • 夜遅い時間にスマホを使う

目の仕組みを簡単に説明すると、近くを見るときは目を内側に寄せて(寄り目になって)焦点を合わせます。これは「内直筋」という筋肉が働いているんです。

でも、スマホを長時間、近い距離で見続けていると、この内直筋が縮んだままになってしまいます。その結果、遠くを見ようとしても目が内側に寄ったままになってしまう。これが急性内斜視の正体なんです。

若い人に多いって本当?

はい、その通りです。最近の研究や眼科医の報告によると、10代から20代の若者に急性内斜視が増えているそうです。これは、若い世代がスマートフォンを頻繁に使用することと関係があると考えられています。

日本弱視斜視学会と日本小児眼科学会は、患者の実態を調査しようと2021年までのおよそ2年間に全国55の医療機関から報告された5歳から35歳の患者194人のデータを分析しました。
年齢別では16歳が16人と最も多く、次いで13歳が14人、14歳が13人などと中高生の年代が多くなっていて、男女の内訳をみるとこの年代では6割以上が男性だったということです。

年急性内斜視の患者 スマホ使用時間減も6割近くは症状改善せず NHK

スマホの使用時間を減らせば治る?

ここで気になるのが、スマホの使用時間を減らせば本当に症状が改善するのかということですよね。実は、スマホの使用時間を減らしても、すぐには効果が現れない場合もあるんです。ある調査では、スマホの使用時間を減らしても、約6割の人は症状の改善が見られなかったそうです。

これは、急性内斜視が単に使用時間だけの問題ではなく、より複雑な要因が絡んでいる可能性を示しています。でも、だからといってスマホの使用時間を減らす努力が無意味というわけではありません。症状の改善には時間がかかることもあるので、根気強く続けることが大切です。

治療法はあるの?

心配しないでください。急性内斜視には治療法があります!一応!!!

  1. まずは何はなくとも休憩
    六割は改善はしないといっても四割は改善するのです。手遅れと思わずにスマホの使用を控えて、目を休ませることが大切です。多くの場合、これだけで症状が改善することがあります。

  2. 特殊な眼鏡を装着
    プリズムレンズという特殊な眼鏡を使って、二重に見える像を一つにまとめる方法があります。

  3. スパっと手術
    どうしても改善しない場合は、内直筋の位置を調整する手術を行うこともあります。でも、これはあくまで最後の手段です。

予防法はある?

急性内斜視を予防するには、スマホの使い方を工夫することが大切です。基本的に先に書いたやっちゃダメなことをしないということです。

  1. 適切な距離を保つ
    スマホは目から30cm以上離して使いましょう。

  2. 定期的に休憩する
    10分に1回は、3~4メートル離れたところを見るようにしましょう。20-20-20ルールで20分間画面を見たら、20秒間、20フィート(約6メートル)以上離れたところを見る。これを繰り返すのも手です。

  3. 使用時間を制限する
    1日の理想的な使用時間は3~4時間までです。

  4. 正しい姿勢で使う
    寝ながらスマホを使うのは避けましょう。目に近づきすぎてしまいます。

  5. 視線に対して垂直に持つ
    スマホを斜めに持つと、目に余計な負担がかかります。

終わりに

急性内斜視は、デジタル時代の新しい目の悩みです。スマホの使用時間を減らすことは確かに大切ですが、それだけでは不十分な場合もあります。大切なのは、スマホとの付き合い方を見直し、目の健康に意識を向けることです。

もし「最近、物が二重に見えるな」とか「目が疲れやすいな」と感じたら、要注意!我慢せずに眼科を受診してください。少しでも早く発見して対処すれば、深刻な症状になる前に改善できる可能性が高くなります。

「あれ?君、目が斜めってる?僕も斜めってるー、皆で斜めれば怖くない?」「だよねーーーーー」って、んなわけありません!!

みなさんの目の健康が、これからもずっと続きますように!

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