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中国でマクドナルドで結婚式あげてるってマジ?

マジです。

中国では、若いカップルがマクドナルドや火鍋チェーンで結婚式を挙げる現象が注目されています。これは、豪華な結婚式を避け、節約しつつも楽しい雰囲気を求める「格下げ消費」の一環として広がっています。

例えば、広東省のあるカップルは、マクドナルドでの結婚式に約2000元(約4万2000円)を費やしました。

背景にある経済的要因

このトレンドの背景には、中国の経済状況があります。近年、中国のGDP成長率は鈍化しており、多くの若者が失業や経済的な不安を抱えています。

そのため、結婚式にかかる費用を抑え、生活費や将来のために貯蓄する傾向が強まっています。

中国の結婚数の推移と政府の関わり

中国では、結婚数が減少傾向にあります。これは経済的な理由だけでなく、ライフスタイルの変化や価値観の多様化も影響しています。

政府はこの状況に対し、若者支援策や経済刺激策を打ち出しています。

例えば、政府は若者の結婚を促進するために「合同結婚式」を主催しています。これらの式典は参加費が無料で、結納金を払わないことを推奨するなど、経済的負担を軽減する狙いがあります。

しかし、若者の失業率や高額な結婚費用が依然として結婚離れを加速させており、政府の施策の効果は限定的です。

他の国でもマクドナルド婚は実施されている

他の国でも節約志向の結婚式が人気を集めています。特に、アメリカやフィリピンでは、カジュアルで手頃な価格の結婚式が増加しています。

アメリカではビーチや公園でのシンプルな挙式が好まれ、費用を抑えつつ特別な体験を求めるカップルが多いです。オープンカーに乗ったまま牧師に誓いの言葉を述べることができるは「ドライブスルーウエディング」も人気です。非常にカジュアルで短時間で終了します。ハリウッドセレブもこのスタイルを選ぶことが多いそうです。

ヨーロッパでは、挙式自体よりもフォトウエディングを選ぶカップルが多く、費用は比較的安価です。特にイタリアやフランスなど、美しい風景をバックにした撮影が人気で、旅行と併せて思い出作りができます。

フィリピンでも、豪華さよりも親しい友人や家族との小規模なセレモニーが人気で、経済的な理由からシンプルなスタイルが支持されています。

新しい結婚文化への支持

ネット上では、この新しい結婚スタイルを支持する声も多く、「自分らしい結婚式」を求める若者たちに共感が集まっています。彼らは節約した資金を旅行や住居改善などに充て、自分たちにとって意味のあることに投資しています。

このように、中国では経済的要因と個人の価値観が交錯し、新しい結婚文化が形成されています。マクドナルドでの結婚式は、その象徴的な一例と言えるでしょう。

記事は「大切な日をカジュアルに捉えていることを批判する人もいるが、若いカップルたちはそうした懸念を乗り越え、自分たちにとってもっと意味のあることにお金を使うことを選んでいる」とし、小葉子さんはマクドナルドで結婚式を挙げて節約した10万元(約210万円)超をギリシャのエーゲ海でのウエディングフォト撮影に使うことにし、李さんもそのお金を住居のリノベーションに充てる予定であることを紹介した。

中国の若いカップルはマクドナルドで結婚式を挙げるように―香港メディア https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_942367/

こちらの例なんかは限りある予算を上手く配分している感じがあります。

身近なところでも日本でも結婚式をわざわざ挙げないか、レストランでごく身内で食事会という人も増えました。どちらかというと、親御さんが昔ながらのお披露目を望むことがあって、その調整に苦労するなんて話も耳にします。

実際のところ、本人達が良ければ合理的な判断と言えるかもしれません。個人的には、結婚するのは当人達だし、今更家と家みたいな属性はうざったいというのも分かるのです。僕は昭和な人ですから普通に式を挙げましたし、それはそれで思い出になりました。

あなたはマクドナルド婚、いかがですか?案外それはそれでいいかもしれませんよ。

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