インドネシア 隔離生活

私はインドネシアにいる。

現在インドネシアに入国するには、10日間の隔離そして2週間の自主隔離が必要だ。私は今10日間の隔離の真っ最中。隔離生活は、日本でも経験していて2回目の隔離だが辛い。変わり映えのない景色と、選択の余地がない食事、マンネリ化した生活。自国でも隔離生活に飽き飽きしていたのに、異国での隔離生活は慣れない部分も多く不便に感じることもある。しかし、異国での隔離生活などこのコロナ禍に入国することができたから経験できていること。すでに4回受けたPCR検査もそうである。外国人である私を受け入れ、感染の可能性が高い職場(ホテル)で毎日サービスを提供していただけるスタッフ、や環境には感謝しなければならないとつくづく感じる。

隔離中なのでインドネシアにいるという感覚はまだ戻ってきていない。唯一感じたのは空港に着いた時に感じた、独特の匂い。人の嗅覚による記憶はすごいと実感した。以前来た時の記憶が甦った。空港からホテルに移動する際の車からの景色も、忘れていた道や位置がスルスルと戻ってきた。それ以外では、部屋から外を眺めるのみなので暑さも道の歩き方もまだわかっていないだろう。早く外の空気を吸えることを毎日楽しみに生きている。

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