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湯気の陽だまり(癒しのデッサン)


グァテマラの煎豆をミルで挽くと小気味よく破砕しさらさらとした中挽きの仕上がりになった。指先で、つまむ。

すでに、いい香り。

沸騰させて火を止め落ち着かせたヤカンから挽き粉の収まったドリップペーパーに湯を注ぐと

ジュアーっと
ふくらみながら吸い込んでいく

控え目な音を立てながらポツポツと染みて泡立つ湯気がほころびはじめた。

この待つ時間が、愉しみだ。

マグカップから
香りに、口をつけてみる。

キリッと苦味の引き際がいい。

酸味がしっかりとベースになってキメ細かいコクを醸(かも)し出し飲みやすい。

この煎りならミルクを入れないブラックがオススメだろう。

何故ならハッキリした酸味とミルクのまる味が互いを粗剃(あらそ)ってしまい本来の豆香のコクを引っ込めてしまいそうだ。

甘い花のような香りに酔う

すすりながら
ほんわりした

陽だまりのような

ゆとりの感覚を
落ち着かせる



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コーヒー淹れるのも飲むのも時間も、好きです。

最後までありがとございます^_^。TAKI




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