快適な睡眠のために、寝具見直しのススメ
人生のうち、だいたい1/4から1/3は寝ている。そんなに時間を割いているのだから、寝具は非常に大事だ。寝具が変わるだけで睡眠の質が一気に変わる。その寝具の見直しには、考慮すべき順番がある。
1. 敷布団
敷布団やマットレスの良さは値段に比例するわけではない。個々人の体格・体重などによって変わる。例えば、体重の重い人が柔らかすぎる敷布団を使うと腰に負担がかかるが、体重が軽い人にとっては快適かもしれない。
目指すのは、仰向け・横向き、どの寝方をしても背骨が首から腰まで真っ直ぐな状態であること。これが背骨に一番負担がかからないからだ。
どれがいいかと言うと、実際に試してみるのが一番いい。筆者の場合、様々な家具屋に出向き、片っ端からマットレスに寝転がった。その結果、KEYUCAのあるマットレスを試した時に、数秒で寝落ちしかけため即決した。敷布団が快適なだけで寝るのが楽しくなる。
2. まくら
敷布団が決まったら、次は枕だ。ここで考えるべきは首のカーブ。正常な頸椎はゆるやかなカーブを描いているが、これがより直線のストレートネックという状態になっていることがある。
筆者のオススメは、西川のオーダーメイド枕である。自分の頸椎の状態を把握してなくても最適解を提供してくれる。
オーダーメイドにはまず、頸椎のカーブを測定してもらう。この枕は7つの部位で構成されており、枕の素材をそれぞれの袋に入れてボリュームを調節することができる。それにより、仰向け・横向きのいつでも背骨に負担のかからない角度を保ってくれる。
筆者は激務すぎた時、睡眠障害(毎晩3−4回目覚める)に悩まされていた。心配してくれた友人に連れられ、布団屋さんでこの枕を買った。その晩からウソのように熟睡するようになった。
3. 掛け布団
重くて暖かくないせんべい布団だと全く快適ではない。しかし羽毛布団はピンキリだし、布団詐欺というものが存在するくらい布団の判別は難しい。
筆者は、西川の真綿布団を選んだ。布団をやりこんでいた友人とその家族の最終地点がこの真綿布団だったからだ。そしてこれは本当に素晴らしい商品だった。基本的に春夏秋に使える。とにかく軽い、柔らかくて気持ちいい。そして薄いのに保温性に秀でており、通気性もいいから夏場も蒸れない。空気を含有する力が高いほぼ保温性があがるというが、真綿布団は正にそれを体現した商品だった。
まとめ
寝具は、敷布団→まくら→掛け布団の順に揃える。一気に揃える必要はなく、徐々に揃えていけばいいのでは。