自家製トマトソースで豊かになるパスタ事情
おそらく、最も手軽で自炊感(?)も高い料理といったら「パスタ料理」といっても過言ではありません。既製品の混ぜればOK的なパスタソースはこの世にたくさんあるのでバリエーションに事欠かないですし、パスタ自体も安くて経済的。唯一、茹で時間が少々長めっていうところがデメリットかな? はや茹でパスタもあるからもはやそんなデメリットもないかもしれませんが。
ただ、やっぱりレトルトのソースをかけただけだったり、ふりかけ混ぜ込みタイプで作ったパスタって、不味くはないけどなんだか味気ないんです。そういうものばっか食べてると自分でパスタを作って食べることは妥協の選択肢みたいになって、本当はもっと美味しいものなのになんだか非常に勿体無いなと思うんです。
そんな時はトマトソースだけで良いので自作することをオススメします。想像以上に簡単に誰でも美味しく作ることができますよ。
いろんなレシピがありますが、とりあえず以下が最低限の材料?
・トマト缶(カット缶ではなく)
・にんにく
・玉ねぎ
・塩
・オリーブオイル
分量はトマト缶1に対して玉ねぎ1/4〜1/2くらい? にんにくひとかけ。塩は少々。オリーブオイルはぼちぼちで大体2〜3人前のソースができます(ざっくり)。
・玉ねぎとニンニクはみじん切りにしておく
・多めのオリーブオイルで玉ねぎを炒めて、色が変わったらニンニクを入れて香りが経つまで炒める(ニンニクが焦げちゃうので)
・トマト缶を一気に流し入れて、強めの中火で一気に煮詰める(ここが重要らしい)
・ドロっとしたら完成
たったのこれだけで、レトルトや既製品とは一線を隠すトマトベースのパスタが楽しめます。しかも安い…! トマト缶も百円程度ですしね。
トマトの旨味を引き出すために無駄な水分を飛ばすのがキモで、多めのオリーブオイルで揚げ炒めるイメージだとうまくいきやすいイメージ(下段で紹介している動画の日高シェフがいってました)。油分が多い分には、パスタと合わせる際にオリーブオイルを少し減らせば良いですし、多少多くてもパスタは美味しいですしね。
上記にローリエを加えると香り豊かに仕上がりますし、玉ねぎ以外の香味野菜であるニンジンとセロリを加えたりすレシピもあるので、いろんなトマトソースを試してみてください。
ベーコン入りのトマトソースパスタ「アマトリチャーナ」ってやつですね。シンプルだけどベーコンのおかげで食べ応えのあるパスタです。
トマトソースはフライパンで温めてパスタの茹で汁で濃度調節。茹でたてのパスタを入れて煮詰めながら和えていきます。“炊く”イメージですね。そうすると、パスタがトマトソースを吸ってとっても美味しく仕上がります。
ちなみに、パスタを茹でる際の塩分濃度はいろいろありますけど、1%の塩分濃度が安牌(1Lに対して小さじ2杯)。不用意に塩辛くならなくて安全です。
ぱっと見同じに見えますけどこちらは辛いアラビアータ。本来は鷹の爪を使うところ豆板醤に置き換えたらわかりやすく辛味が出て、中華っぽいコクも加わってこれが悪くないんですよ。ちょっとパンチのあるパスタが食べたい時にオススメです。
作り方はアマトリチャーナと一緒です。というかパスタは大体一緒。
料理系YouTubeで有名なRopiaさんの動画で紹介されている日高シェフのトマトソースレシピ。わかりやすくてお手軽感もあり試しやすいです。
こだわりたい人は弓削さんのレシピもおすすめです。ここまで詰めるとどういうトマトソースになるのか…試したくなりますよ。