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自分らしさってどこにあるのか?思い出を添えて。
正月明けの話し。年末からインフルエンザに罹っておりまして、ぼくの仕事始めは1月6日からでした。2日間ほど働いた日の夜。
さっそく「あんにゃろー」と職員にムカついており、お正月に築き上げた心のゆとりが一瞬にして無へ帰していた。
新人の頃、「思考が仕事に奪われる」なんて感覚はよっぽどのことがない限りなかったと思うのですが、今はしょっちゅう。ふっと気づくと次の瞬間には職場のことを考えている。明日はどうしよう…次は何をすべきか…と。隙があれば職場のことが脳裏をよぎっています。
そよ原因の一つとして、店舗管理者をやっているということがあると思う。出世をしたいなんて1mmも思っていなかったのに。当時よくデートをしていた女性と上司からの言葉があって、こんなことになっています。
29歳のとき、管理者をやらないか?と声をかけていただいたときはとりあえずすぐに断りました。
「管理者を・・」
「すみません」
と。
当時からワークライフバランスっていうものをめちゃくちゃ大事にしており、「仕事のせいでプライベートが1分でも奪われるのは、あり得ない」と思っていた。
それに管理者なんて世界で一番向いていなくて絶対に務まらないと。
本部長に呼ばれたとき、何の話されるのか、どれくらいその話しを粘られるか、なんとなく察していたのですが、ぼくはすぐに断りました。
しかし本部長はそこから色んな言葉をかけてくださいました。今でも覚えていて「きみならできる。」と。
そして最後にしっかりと目を見つめて「ぜったい糧になるから、考えてくれ」と言われました。
当時、ぼくはデートをしている女性がいて、その方も大きく影響しています。彼女はなんと世界チャンピオンになったことがあり、ぼくは常々、その洗練された雰囲気にちゃんとほくも釣り合う人間にならなければと思っていました。
そして、部長からかけられていた言葉もあって、目の前に道があるのなら進んでみよう!と、部長に粘られていた申し出に「やってみます」と返事をしたのです。
そこから7年が経ち。管理者として(自分なりですが)やれることをやったと思う。
現在も自分の性には合っていませんが、働きやすい環境を整えようと日々頑張っている。
そうしてその結果、頭のなかは日々仕事のことで溢れている。すぐ職場のことを考えてしまうのだ。
世界チャンピオン経験者の女性とは別れてしまいましたが、管理者という役職だけが残って、日々自分を成長させようと頑張っています。
彼女とのいい思い出も残っているし。
もしも一般社員でい続けようとしていたなら、きっと色彩の欠いた暮らしになっていたことでしょう。
あれこれ考えて大変だから、大変だからこそ、なにかがある。
年明け、仕事始め2日にして仕事のことを悶々と悩み続けるようになりましたが、ふと彼女とデートをしていた頃を思い出し、また今年も頑張ろうと思いました。
新年明けましておめでとうございます。
今年はすこしだけプライベートのことも考えられるような1年にしようと思います。
みなさま、よろしくお願いいたします。