それはまるでけもののような
以下は事実である。
何ヶ月ぶりかも分からない短い月に勤むばかりで夜さえ見えず、青は右方向に動き続けていた。
件の些事など今はどうでもいい。そんなことより、鈍痛と衝撃に押し出される波を止めたくはなかったし、止められもしなかった。
陳腐に表現するのであればウルトラか、高尚に例えるのであれば八とでも言えばいいのであろうか、尤も君に伝えるつもりは全く無い。
理解してもらおうと思っていないし、理解できるとも考えてないからね。
裏に深度を感じる度によく揶揄される鼓動を思い出す。
きっ