分析をしていてテンションが上がる瞬間 〜だから私はWEBアナリストを辞められない〜
記事の閲覧ありがとうございます!
D2CIDでWEBアナリストをしております高野と申します。
私はWEBアナリストを丸8年やっております。
(良く続いていると自分で自分を褒めたいですwww)
WEBアナリストと聞いて「統計学の知識があって頭が良い人」
を想像される方も多いと思いますが、私は文系でWEBアナリストになるまでに苦労しました。でもこの職種を好きでやっています。
同じWEBアナリストの方がどんなところを魅力に感じ、お仕事されているかふと気になり検索しましたが、なかなかそういったブログやコラムがヒットしませんでした。
「ではもう自分で書いてしまえ!」と思い、この記事を書きました。
同職種の方、WEBアナリストと普段お仕事でやり取りする方、これからWEBアナリストを目指す方、ぜひ読んでいただければと思います!
分析の醍醐味は「議論を加速させる」こと
仕事柄、度々WEBサイトやマーケティング施策のアイデア会議に参加します。
毎度たくさんの素敵なアイデアが出てきて感動しているのですが、
どれに絞り込めばよいのか、どれがベストなのかわからなくなり議論が停滞してしまうこともあります。
そこで分析の出番です。
WEBサイトだったらアクセス解析を行い、マーケティング施策なら市場調査を行います。
そこから何らかの示唆が得られ、方向性が決まってくるとベストな提案ができます。
具体的な事例を2つお伝えしたいと思います。
(1)アクセス解析での想定外な発見
メルマガ登録をCVとするWEBサイトで、TOPページのファーストビューに大きなCTAボタンを設置しました。
しかし一番目立つところに大きくデザインしてもCTAボタンは押されない、これ以上目立たせることもできないと悩みました。
そこで、メルマガ登録をしているユーザーがどういった経路で登録しているか分析すると、商品紹介ページをじっくり読んで、そのページの最下部にある小さなCTAボタンの方を押してメルマガ登録に至っているということがわかりました。
サービスを知って納得してそれからメルマガ登録しようという、ある意味自然な流れができており、ユーザーはしかるべきタイミングでメルマガ登録したいと思っているという事実がわかりました。
この事実がわかり、ボタンを邪魔にならない程度に追従させて、いつでもクリックできるようにするというベストなアイデアを導きだせました。
(2)市場調査で推測が事実とわかったときの嬉しさ
あるエナジー系ドリンクのキャンペーン内容検討MTGを行った際、プロジェクトメンバーから「このドリンク、おばあちゃん家に遊びに行ったときにいつも置いてある」と、意見がありました。
他メンバーも「私もそういう経験ある」と発言しましたが、本当にみんなそう思っているかという疑問が湧きました。
そこでソーシャルリスニング分析を行い、X上でドリンク名と一緒にどんな文章がつぶやかれているか調査を行いました。
すると、多くの人が「おじいちゃんに進められた」「帰省して実家に帰ると進められる」と発言していることがわかりました。
このことが、「おじいちゃん、おばあちゃんとその孫」をターゲットとしたキャンペーン企画につながり、提案が受け入れられました。
どちらも議論を加速させ、提案につなげられた(後者は実際に実現した)事例でした。
プロジェクトのメンバーから「分析のおかげでゴールが見えてきた、提案にも自信が持てた」というお言葉を頂戴するときこそ、WEBアナリストやっていてよかったな~と思う瞬間です。
マーケティング施策の成果を速報してPJTメンバーが涙(実話)
分析にはもう1つ力があると気付かされたエピソードがあります。
とある作りたてほやほやのXアカウントにて、広告予算がとれないため投稿の力だけで少しずつ少しずつフォロワーを伸ばしておりました。
ある日リアルイベントに参加していたプロジェクトメンバーが、他社企業さんのブースをまわり、Xアカウントの取り組みを懸命に説明し紹介しました。
その結果2社ほど投稿をリポストしてくださいました。
その影響でフォロワーが一気に上昇。
その事実をイベントから戻ってくる移動中のメンバーに伝えたら「嬉しくて涙ぐんでしまった」とメッセージをくれました。
これは分析よりレポーティングに近い内容ですが、数値は普段の頑張りが結果として目に見えるので、人を感動させることがあるのだと数値報告の重みを改めて感じました。
この出来事もまたWEBアナリストをやっていてよかったと感じた瞬間でした。
いかがだったでしょうか?
大げさかもしれませんが、分析や数値は議論を加速させて、人を動かす力があって、だからこそこの仕事をやめられないと感じます。
こういった経験を胸に、これからもWEBアナリストを続けたいと思います!!
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