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弘前ねぷたまつりを見て、「祭り」を考えてみた

東北地方北部は、今日梅雨明けしました。いよいよ夏本番!この時期は東北各所で、お祭りが目白押し。

地元の「弘前ねぷたまつり」は8月1日から開幕。「青森ねぶたまつり」は8月2日より。

さっそく弘前ねぷたを観覧してきました。
祭りっていいですねぇ。大好きです!

祭りの本来の目的を調べてみたところ、「神様に感謝する」ことだそう。農耕民族として、自然とともに生きてきた日本人。春には豊作を願い、秋には実りに感謝する儀式を行った。これが祭りとして人々の暮らしに根付いてきた。

ねぷたを通して、現在の祭りの形はどうなのかなと、考えてみました。

祭りは「人々を繋ぎ、プラスの空気を生み出す場」であると感じます。

町内会・企業・団体などの集まりで出されるねぷた。参加することで生まれる一体感。
祭りきっかけで、久しぶりに出会う人との、コミュニケーションの場になっている。

家族・子供たちと一緒に参加して、楽しさだけではなく、伝統を知る社会勉強の場になっている。

観客の皆さんと一緒に作り上げ、盛り上げていく一体感を感じられる場になっている。

ねぷたまつりが、人と人とを繋いでいるんですよね。

祭りは参加者だけではなく、観客の応援声援で、良いものになっていくと感じました。

現場には、良い祭りにしたい。見てもらいたい。応援したい。などプラスの空気しか無いんですよね。

恐らく、全国に数多くあるお祭りも、似たような空気感があるのでは無いでしょうか。

私たちの方言である津軽弁に、「じゃわめぐ」という言葉があります。意味は「血が騒ぐ」といったニュアンス。

祭り前の7月より、街中のいたる所から太鼓とお囃子の音が聞こえてきます。本番に向けて練習しているんですね。

その音を聴くと、ねぷたが近づいてきたんだなと、街の人たちの心が、”じゃわめぐ”。

街の人たちは幼いころから、何かしらの形でねぷたに参加している経験があるんです。祭りの楽しさを知っているから、”じゃわめぐ”のだと思います。

私自身、幼い頃から大学生まで、ねぷたにはずっと参加してきた「ねぷたバカ」です(笑)
社会人になってからは参加できていませんが、やっぱりこの時期になると思うのです。

「祭りっていいなぁ」
「ねぷたに出たいなぁ」と。

東北の短い夏、私も全力で楽しみたいと思います!

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