家庭学校の教えから学ぶこと
TBSアナウンサーの安住紳一郎さん
ラジオでのお話しが、とても印象的でした
北海道の遠軽町にある「北海道家庭学校」の話
私は家庭学校という言葉を、初めて耳にした
家庭学校とは、様々な事情を抱えた子どもが
一般の家庭から離れて、先生夫婦と暮らす
子どもの意思を尊重しながら
自立を目指し支援していく施設
北海道家庭学校は、留岡幸助によって
1914年に創られたもの
今でいう刑務官の職に就いていた留岡が
人はなぜ罪を犯すのか。
なぜ再犯してしまうのか。
その原因を探った時に
子供時代の家庭環境に原因があると。
必要な時に、十分に愛情を受けていないことが
要因の一つではないかと考えた
「能く(よく)働き、能く食べ、能く眠らしめる」という三能主義(留岡精神)
を掲げ、愛に溢れた環境づくりにこだわった
学校内ではとりわけ作業することを
大切にしている
流汗悟道という理念に基づく作業
流汗悟道
人間は汗を流して、初めて何かが分かってくるのです。多くの人々の世話になっていること、助けを受けていること等々、自ら汗を流して体験しなければ、何も分からないのです。怠惰では人の心やその活動を理解できないのです。
※北海道家庭学校ホームページより引用
自然の感化力
北海道家庭学校は自然を何よりも大切にして来ました。自然と人間が調和して、自然はいよいよ美しく、人間は優しく謙虚なのです。自然と人間が敵対すれば、自然はたちまち荒廃し、人間は退廃するのです。
※北海道家庭学校ホームページより引用
大自然の中で、生活・学習・作業することで
自然から学びとる
汗水流して、自分で作ったものの
ありがたみや大事さを感じる
先生夫婦と寝食をともにしながら
愛情を受けながら生活する
安住さんは、今の世の中で
奇跡のような教育が行われていると
おっしゃっていました
道徳心やモラルが無くなってきていると
言われる昨今、家庭学校の教えから
何をすべきかを考えさせられると。
言葉を詰まらせながら、話す安住さんの話に
色々考えさせられました
りんご農家さんの元へ通うようになって
食料を生産することの大変さを痛感しています
毎回りんごに手をかけていると
段々気持ちが入ってくる
少し噛んでいるだけの農作業
まだまだ流汗悟道を語るには
私は青すぎる経験値です
それでも少しだけ気持ちは理解できます
私の文章力では、家庭学校の奥深さを
伝えるには能力が不足しているようです
ご興味持たれた方は、検索してみてください
【補足】
安住紳一郎さんが、家庭学校の話をされたのは、TBSラジオ 日曜天国 2024年6月30日OA分です。