絵心ないは勝手な判断〜勘違いされる芸術の意味
こんにちは。こんばんは。
今回は、絵心ないは勝手な判断であるという事に合わせ、勘違いされる芸術の意味について話しますね。
【絵心ないは自分が思ってるだけ】
よく絵を描くのが苦手だという人が、決まって言うセリフがあります。
「絵心ないからな〜」これ必ず言いますねw
でも、絵心ないって誰が決めましたか?という話です。
つまり、結局のところ自身の勝手な判断でしかないという事です。
もしかしたら、自分の描いた絵が誰かに下手だと言われた経験があるのかもしれません。
しかし、下手だと言ったその人は、果たして絵の上手い下手や、芸術のことを本当に分かっているのでしょうか。
わたしが思うに、おそらく分かっていない人でしょう。
そもそも、絵の上手い下手は何を基準にして言うのですか?
アウトラインやタッチが綺麗だからですか?
まるで写真のようにリアルに描くから上手いのですか?
そして誰と、なんの作品と比べて上手い下手と言っているのですか?
ピカソやゴッホですか?それともラッセンやバンクシーですか?
同じ様に描けないから下手なんですか?
もし、これらの事を思って上手い下手とか、絵心がないと言ってるのであれば、その捉え方自体が間違っています。
しかも、完璧にまでの大間違いです。
絵の上手い下手は、美しく綺麗なタッチばかりにあらず。
また、誰かの作品と比べて決められるものでもありません。
絵心ないとか、絵が下手だと思う最もな原因は、ただ一つです。
意識的にも無意識的にも、自分が上手いと思う作家の絵と比べてしまうことにあります。
芸術アートは、自由な発想から自由に描けるものだからこそ、多種多様な魅力があるわけです。
誰かの絵と自分の絵を比べながら描いている時点で、その自由は削がれてしまうのです。
それこそ上手い下手以前の問題ですからね。
なので、絵心ないから下手だという判断で蓋をするのは、自身の解釈でしかないんです。
【芸術の意味を勘違いしていないか】
皆さんは、芸術って何だと思いますか?
詳しい詳しくないは別として、イメージ的なもので少し考えていただければと思います。
簡単に言ってしまえば、美しいとされるものは芸術なんですね。
アートに限らず、音楽やダンス、ミュージカルに歌舞伎、ファッションまたは写真など。
世の中には様々な芸術があります。
わたしはパイログラフィを制作しているのでアートの事で話しますが、芸術作品と評価される絵画などは、どこを観て芸術とされるのでしょう。
観る人が「芸術だね〜」と感じるのは、なぜなんでしょうねww
いったい、どの部分を観て思うのだろうか。
主になる対象かな〜?あるいは背景かな〜?それとも全体的な雰囲気かな〜?ww
もちろん、それらの事もあると思いますし、人それぞれ何を感じ取るのかという捉え方によっても違うはずです。
では、芸術とされる作品は、いったい他と何が違うのか。
これは前述の上手い下手の話にも関係してくるのですが、絵心ないから芸術作品を描けない。描けるわけがない。
そんなものは、芸術であるかどうかに無関係です。
綺麗なタッチに絶妙な陰影のグラデーションや、細やかな繊細な表現。
この言葉だけ見ると、一見すごく魅力のある作品に思えますよね。
しかし、これだけでは芸術とは言えません。
はっきり言って、そんなアート作家は世界中に星の数ほどいます。うじゃうじゃww
かと言って、絵が苦手や下手だと思う人たちも星の数ほどいます。
これまたうじゃうじゃとww
でもね、絵心ないと思う人は、本当に下手な絵しか描けないでいるのでしょうか?
本当に才能がないのでしょうか?
けしてそんな事はないと思いますけど、そう思うのは私だけですかね〜
なぜなら、自分では下手な絵だと思っても、誰かの目にはすごく独創的な絵に映っているかもしれないんですよ。
それは、面白く魅力的な世界観を放っているのかも分かりませんよww
つまり、芸術であるかどうかの答えは、まさにコレなんですww
美しいものは芸術であるという話をしましたが、そこには独創的かつ独自の世界観、他には出せないタッチや色使い、魅力的な表現。
それこそが『唯一無二』『オリジナル』となるのです!
たとえどんなに綺麗なタッチで描かれていても、これらの要素がなければ芸術として人々を魅了することはできません。
だから私は思うのです。
自分で絵心がないとか、絵が下手だと言っている人こそ、本当は自由な独自世界の中で描けているのではないかと。
何ものにも捉われず思うがままにねww
これは子供のお絵かきを考えたら分かるはずです。
まさに思うがまま自由にでしょww
そして独創的、圧倒的な自己表現の世界観。
それが大事なんです。
だけど大人になると子供のようには描けなくなるものです。
それは上手に描こうと思ったり、もっと違う表現があるんじゃないかと、余計なことを考えてしまう傾向にあるからです。
大人になっても子供のようなタッチで絵が描ける人は、下手ではなく天才だと思います。
それだけ邪魔するものがなく、自由に描けている証拠だからです。
ちなみに、私が絵柄の構図を考えるのにかける時間は、早ければ瞬時。
どれだけ長くても10分かかりません。
わたしの場合は、膨大な知識から総合的に独自の構図が閃きます。
なので、天才肌とは違います。
一応は自由な表現で描けていますが、やはり子供のような素の表現は難しいですねww
本当に羨ましく思います。
芸術の本当の意味を知って頂けましたか?
自分では気づいていない秘められた芸術的センスがあるという事も、これでお分かり頂けたでしょうか?
芸術とは、そういう事よww
【終わりに】
大変長々としたブログになってしまいましたが、今回この様な話をしたには理由があってのことです。
それは、多くの人に芸術というものを知って頂きたいという思いと、興味をもってほしいばかりではなく、趣味でも暇つぶしでも芸術アートに触れてみてほしいという願いがあるからです。
絵心のある無し、上手い下手なんてことは関係なく、自由に楽しめるのが芸術アートだということを体験して感じてもらいたいです。
そして、自分だけの世界で描くもの。
あるいは彫刻や組み立てるものこそ、世界に2つとない芸術となることを知って頂きたかったのです。
今から、絵心ないとか下手だとか思わない!
何を言ってるんだと、これは自分にしか描けない唯一無二の独自世界なんだ!
と思って下さいww いや、真面目によww
自分にしか描けない。あなただから出来る。
人生と同じでしょww
はい、それでは今回はここまで。
また次のお話で会いましょう♡