独裁者が認知症を患ったら?「ウラジーミルPの老年時代」
<文学(175歩目)>
とても笑える。そしてとても興味深い。でも、想像を広げていくとものすごいブラックな世界が見えてくる。「認知症」の不幸は本人だけに終わらない。
ウラジーミルPの老年時代 (世界浪曼派)
マイケル・ホーニグ (著), 梅村 博昭 (翻訳)
共和国
「175歩目」は、イギリスのマイケル・ホーニグさんの作品。表題の通り、ロシアのP大統領が10年後くらいに、認知症を患ったら?にかかわるフィクションです。
徹底的な強権で「皇帝」と揶揄される人間でも、認知症を患