カバーがとてもお洒落で、文章は暖かい「五月の雪」
<文学(207歩目)>
想定以上に素晴らしい作品の詰め合わせ。
酷寒であっても、あたたかい人間描写はもちろんできる。流刑地故の文化がとても興味深い(文化的に先進地域)短篇集です。
五月の雪
クセニヤ・メルニク (著), 小川 高義 (翻訳)
新潮社
「207歩目」は、クセニヤ・メルニクさんの短篇集。水準を大きく超えて良かったです。
旧ソ連時代の極東の酷寒の流刑地マガダン。ソ連は崩壊して、ロシアに。
でも、資源は豊富でも、生活は酷寒でキビシイ。
そんな地で生活する数奇な