官能小説が好き
名刑事は小説家です。
刑事のシゴトの力量が試されるのが
「供述調書」
がうまく書けるか書けないか
ということが挙げられます。
デキる刑事は調書がうまい
「供述調書」ってなんだか
わかります?
取調室で犯人を取調べますよね。
アレ、ただ話を聞いていて終わりじゃ
ないんですよ。
聞いた内容を
「供述調書」
という文書にして、取調べの
最後にその供述調書を読み上げて
供述者から署名押印をもらうんです。
犯人からはもちろん
被害者から被害状況
目撃者から目撃状況
その他参考人から参考になる事項
なんか聞いたときも全て
供述調書にします。
どうでもいい雑学ですけど、
犯人からとる供述調書が
供述調書(甲)
被害者や、その他参考人からとる供述調書が
供述調書(乙)
です。
この先、もし、皆さんが
警察から取調べを受ける機会があったとき
刑事の作っている調書が
供述調書(甲)
だったら、犯人として疑われている
ということなので参考まで。笑
さて、その供述調書をとるときに
刑事の力量が試されるわけです。
「私が痴漢をしたことは間違いありません。
理由はムラムラしたからです。」
なんて供述調書じゃ、何にもわかりませんし
読む人に何も伝わりませんよね。
供述調書は、読む人に具体的に現場の状況や
犯行時の心情などが
わかるように書かなければなりません。
供述調書を読めば、その現場が具体的に
想像できるように。
現場が浮かんでくるように。
そうです。
小説と同じです。
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「〇月〇日の午前〇時ころ、会社に通勤するために
乗っていた電車内で前に立っていた制服姿の女性の
お尻を右手の平で撫でるように触る痴漢行為を
したことは間違いありません。
その女性は、○○駅から私の乗っている
電車に乗ってきました。
通勤時間帯ですから、電車内も駅も人で
ごった返しており、電車が駅に到着し、
電車が開いたとたん、ホームにいた人が
押し合うように電車内に入ってきました。
その人混みの中に今回私が痴漢行為を
してしまった女性がいたのです。
その駅に電車が着くまで、私の目の前には、
私と同じくらいの年齢の男性、いわゆる「おじさん」
が満員電車で私と密着するように立っていました。
そのおじさんは、頭が禿げ上がっていて、
私との身長差の関係で
おじさんの頭皮が私の顔の目の前にあり、
とても不快な思いをしていました。
ところが、○○駅で乗客の乗り降りがあり、
私の目の前にいたおじさんが
私から離れていきました。
それと入れ替わりに、今回の女性が私の右前に
密着するような形で乗り込んできたのです。
おじさんから離れられた解放感とともに、
目の前に来た女性の髪の毛から薫る
シャンプーのにおい
に、言い方は悪いですが、優越感みたいなものを
感じたことをよく覚えています。
その女性と私は、お互いに同じ方向を向くような形
で立って乗車していました。
女性の背中が私の体の前部に密着するような形
です。
そのような態勢で電車は○○駅を出発しました。
最初は、痴漢しようなんて考えは
毛頭なかったのですが、
○○駅を出てすぐに、電車の揺れで
偶然にその女性のお尻に
私の右手の甲が当たってしまったのです。
偶然触れてしまった瞬間、私は
いけない
と思い、すぐに触れてしまった右手を
引きました。
女性は、そんなこと全く意に介していない
様子で、スマホをいじっていました。
一瞬触れた女性のお尻はまるで
マシュマロのように柔らかい感触
でした。
その感触に私の気持ちは昂りました。
昂るという意味は、性的に興奮したという意味です。
マシュマロのようなお尻を
もっと触っていたい。
そんな感情が頭を離れません。
なので、もう一度、最初は電車の揺れに
併せて、右手の甲で
トン、トン
と何度か女性のお尻に触れました。
女性は体の線にぴったりとした
薄いズボンをはいていたので、
まるで直接お尻に触れているかのような
感覚でした。
女性は全く気付く様子がなく、
相変わらず手に持ったスマホを
見続けています。
もともと私はふくよかな女性が好みです。
そのような女性が性の対象、つまり
セックスをしてみたいと思うのです。
今回の女性はまさに私の好みのタイ・・・・」
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架空の事件です。
長くなりそうなので途中でやめました。
こんな感じの供述調書を作成します。
調書が苦手な刑事は、ホントに下手くそ。
私も最初は全然書けませんでした。
(今でもそんなに上手いとは思ってませんが。。)
そこで調書の腕を上げるために
何をしたか。
ズバリ、「小説を読む」
ことを始めました。
小説はとても良い教科書です。
中でも特に官能小説は性犯罪の供述調書を
作る上でものすごく参考になりましたね。
全国の新米刑事のみんな!
調書作成で悩んでいたら
小説を読め!!
官能小説は特にいいぞ!!!
※官能小説に感化されて性犯罪しちゃダメよ。
あと、フィクション、やってもいないことや
感じてもいないことを書くのもダメよ。
あくまで供述者が供述することを
わかりやすく、表現豊かに文章にする。
そのためには取調べでの質問も大切!
交番勤務の君!
「調書なんて俺には関係ない」
なんて思ってないかい?
ある日突然、刑事から
「悪い、調書とってくんない?」
なんて頼まれる日が来るかもしれないぞ!
そんなときに、流ちょうな調書を
巻けたら、刑事から一目置かれること
間違いないゼ!!
今日もお読みいただき、
ありがとうございました!!
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全力の「敬礼っ!」か
「本物のけん銃」を撃ってる私
が見られまーす!
では、また!!
これ書いている生意気な奴はナニモノ!?
って思った方はコチラ↓
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