cvpaper.challenge

コンピュータビジョン分野の今を映し、トレンドを創り出す挑戦。論文サマリ作成・研究テーマ設定・実装・論文投稿に取り組み、凡ゆる知識を共有。

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最近の記事

研究ツールまとめ2023

はじめに今年の夏, MIRU 2023 チュートリアルにて「CVPR 2023 速報」[Full ver.] [MIRU ver.]を発表させて頂きました. MIRU2023会期中, 非常に辛(から)かった飲み会の席にて偶然にも面白いB4の学生さん(Oさん)とお話する機会がありました.その出会いをきっかけに, Oさんとは共同主著を前提として共同研究を実施させて頂くことになりました. もちろん, OさんはB4の学生さんということもあり, 初めての研究でコーディング未経験という状

    • SIGGRAPH Asia 2023に採択された話

      自己紹介cvpaper.challengeアドベントカレンダー 21日目を担当する,筑波大学コンピュータビジョン研究室の博士課程3年生のハオ グオチンと申します.2020年にcvpaper.challengeに参加し,画像編集・処理に関する研究をやっています.この記事では,テクスチャ補正に関する研究がSIGGRAPH Asia 2023で採択され,発表に至る過程を述べています. 研究の紹介実画像におけるテクスチャ領域は,多くの画像編集タスクに使用されていますが,遮蔽や歪みと

      • OFDB (One-instance FractalDB) - ICCV 2023 採択までの道のり

        cvpaper.challenge アドベントカレンダー 20日目を担当する福岡大学博士課程3年の中村凌です.今回のアドベントカレンダーではICCV 2023採択までの話を書こうと思います. ICCV (International Conference on Computer Vision)はCVPRやECCVと並び,コンピュータビジョン分野におけるトップ国際会議のひとつであるため,ICCV 2023採択までの話を書くと立派な感じがしますが,私は研究者としてまだ大成しているわ

        • robotpaper.challengeについて

          はじめにこんにちは,cvpaper.challengeアドベントカレンダー 19日目を担当するrobotpaper.challenge 主宰の牧原です.大阪大学の基礎工学研究科D3で,産総研のインダストリアルCPS研究センターICPSのオートメーション研究チームARTでもRAをしています.今回の記事では,robotpaper.challengeを立ち上げた2019年から現在に至るまでの活動とこれからの展望について話していければと思います. 現在の体制研究メンバー9人,アド

          研究コミュニティに事務局機能が必要な理由

          アドカレ2023の9日目を担当するResearchPortの長谷部と申します。   cvpaper.challengeでは、ヘッドクオーター(HQ)メンバーとして、研究コミュニティのサポートや事務局運営に携わらせていただいています。3回目となる今年もこの企画に参加することができ、大変光栄です。   私は2021年6月頃からcvpaper.challengeに関わらせていただいており、約2年半が経過いたしました。 今年の大きなトピックの一つとして、組織・グループの再編があり、そ

          研究コミュニティに事務局機能が必要な理由

          GSC「情報科学の達人」からCVPRに間に合わなかったまでの話

          cvpaper.challenge2023アドカレ8日目を担当させていただきます、東京大学工学部システム創成学科Cコース2年の内山です。 自分からは、産総研の片岡さんがメンターを務める「情報科学の達人」での取り組みと、その後のあれこれや産総研の技術研修生としての活動について書かせていただきます。 元GSC(現STELLAプログラム)「情報科学の達人」について情報科学の達人(以下、達人)は国立研究開発法人科学技術振興機構が推進する次世代人材育成事業「次世代科学技術チャレンジ

          GSC「情報科学の達人」からCVPRに間に合わなかったまでの話

          国際ワークショップから世界と繋がる

          はじめに cvpaper.challenge 主宰の片岡です。研究コミュニティ cvpaper.challenge 〜CV分野の今を映し,トレンドを創り出す〜 Advent Calendar 2023[Link] の6日目を担当します。今回は、研究コミュニティとして初めて運営主体となり、コンピュータビジョントップ国際会議の一角であるICCV(International Confenrence on Computer Vision)のワークショップに採択され、運営、そして国際連

          国際ワークショップから世界と繋がる

          cvpaper.challengeの6年間を振り返る

          筑波大学 ヒューマンセンタードビジョン研究室 D3の中嶋航大と申します.私はかれこれ6年*近くcvpaper.challengeに参加しており,気がついたら学生メンバーの最年長となっていました.6年というのは長いもので,これまで多くの学生と出会い,卒業していくのを見てきました.私も今年度で卒業(予定)となったので,cvpaper.challengeと私個人のこの6年間の変化を私目線で振り返ってみようと思います.本記事は,博士後期課程への進学を考えている人やcvpaper.ch

          cvpaper.challengeの6年間を振り返る

          LLMハッカソンについて

          はじめまして。cvpaper.challengeアドカレ2023の3日目を担当させていただく松澤郁哉と申します。私は筑波大学/産総研のヒューマンセンタードビジョン研究室に所属している修士2年生で、brave new recognitionグループでVision and Language分野の研究を行っています。連携大学院という制度により、研究室は産総研つくばセンターの中にあるため、大学のキャンパスには全く足を踏み入れない生活を送っております。 今回は、今年の4月からコミュニ

          LLMハッカソンについて

          アドベントカレンダー企画2023 開幕宣言

          はじめにこんにちは!cvpaper.challenge 運営メンバー(HQ)の森です。2023年も残す所あと1ヶ月となり、アドベントカレンダー(AC2023)[Link]の時期がやってまいりました!cvpaper.challengeでは2023の締め括りとして研究メンバーによる毎日投稿を行っていきます。今年も前回[Link]から引き続きアラカルト的に毎日異なるメンバーに投稿してもらおうと思います。現在、cvpaper.challengeの研究メンバーは100名を超えており、

          アドベントカレンダー企画2023 開幕宣言

          挑戦から創り出される(コンピュータビジョン研究の)世界を変える物語

          筆者:山田 亮佑 「コンピュータビジョン分野の今を映し、新しいトレンドを創り出す。」 これは、cvpaper.challengeが掲げ、全研究メンバーが本気で目指すビジョンである。このビジョンの実現に向け、日々奔走する研究メンバーから創り出される「物語」。今年も、その「物語」を25日間に渡りアドベントカレンダーというカタチで多くの皆様に提供することができた。 これらの「物語」も全ては、たった5名の大学生と1名のポスドク研究員による「CVPR2015の602論文を完全読破」

          挑戦から創り出される(コンピュータビジョン研究の)世界を変える物語

          点群関連書籍執筆の話と,毎日やるという話

          この投稿は「研究コミュニティ cvpaper.challenge 〜CV 分野の今を映し,トレンドを創り出す〜 Advent Calendar 2022」 の23日目の投稿です. 要約点群本と点群記事を書きました,点群深層学習楽しいので興味持ってもらえれば. 点群本執筆の反省等から,コツコツタスク対策として「毎日やる」ってどうでしょうか,と考えています. 点群記事については「毎日やる」が効きました. より良い方法やアドバイス,大歓迎です. 自己紹介​千葉直也と申しま

          点群関連書籍執筆の話と,毎日やるという話

          コミュニティで変えるAI情報のキャッチアップ

          はじめにこんにちは,Advent Calendar 2022の12/19を担当することになりましたAI-SCHOLARの榎本と申します.現在AIリサーチエンジニアをしております.毎日出てくる最新AI技術をリサーチし,実世界に生かせないかの検討や開発を行っております.今回は,私自身が今後AI-SCHOLARを通してどんな活動を行っていこうと考えているのかをこの場を借りてお話しできればと思います.昨年もざっくりとした活動内容から今後についてお話はしていたのですが,じゃあ具体的にど

          コミュニティで変えるAI情報のキャッチアップ

          「量×質」のかけ算で研究コミュニティの成長を支える

          こんにちは、ResearchPort長谷部と申します。 研究者ではない私が、昨年に続き、今年もこのアドカレに参加できてすごく嬉しいです。cvpaper.challenge advent calender 2022 [Link] の14日目の投稿になります。 弊社ResearchPortが、cvpaper.challengeとご一緒させていただいたのは、2021年6月~になるため、ちょうど1年半が経過したところです。我々を一言で表すとしたら……【“タレント(=研究者)”の成功

          「量×質」のかけ算で研究コミュニティの成長を支える

          「最強の」研究チームについて考える

          こんにちは、cvpaper.challengeのPI 片岡です! 今回のトピックについては非常に迷ったのですが、CVPR 2022に採択された論文 Replacing Labeled Real-image Datasets with Auto-generated Contours(自動生成輪郭で教師ラベル付き実画像データセットを置き換える)などを世に出している数式ドリブン教師あり学習(Formula-Driven Supervised Learning; FDSL)(*1)

          「最強の」研究チームについて考える

          大規模計算機を深層学習に利用する方法

          こんにちは、東京工業大学 学術国際情報センターの横田理央です。私は元々高性能計算分野の研究者ですが、最近は高性能計算の技術を使って大規模な深層学習を行う際の様々な課題を解決することに興味があります。2021年の春に東工大の井上中順先生のご紹介で片岡さんとFDSLの研究はじめてから、cvpaper.challengeの方にも参加するようになりました。片岡さんにadvent calendarの記事を書く機会をいただきましたので、今回は大規模な深層学習を行うために大規模計算機(スパ

          大規模計算機を深層学習に利用する方法