【今月新しくやってみたこと】 銀塩フィルムカメラの世界にちょっと踏み込んでみた
少し遅くなりましたが、9月に新しくやってみたことは、
銀塩フィルムカメラでのスナップ写真撮影!
(現像に時間がかかったため、記事アップが遅くなりました💦)
使ったカメラはこちら。
◆CONTAX T2
・1990年代の高級コンパクトカメラ
・チタンボディ
・ツァイス レンズの描写力
・人工サファイアのシャッターボタン
・サファイアガラスのファインダー
・セラミックのフィルム圧板
このマニアックさがたまらん。。。
↓こちらの動画ではそのフォルムや操作音が楽しめます。
でも、本当に使ってみたかったのは、
こちらの、ミノルタTC-1
なんですが。。。
いや高すぎるだろこれ!(ってことで却下)
CONTAX-T2は、仕事柄のコネクションもあって、ずっと前から持っていたのですが、使う機会がなかなかなくて、一度使ってみたかったカメラなのです。
このカメラをプロのカメラマンが使うと、
こんな写真が撮れます。
画像はhttps://www.aoitori-photography.net/filmcamera-contaxt2/から引用
何とも言えぬ味わい深い発色、抜けのよさ、ノスタルジックな感じ!
いやこれ、デジカメやスマホじゃ絶対出せない雰囲気だよ。
この世界観をさらに深く味わうために、一般的なネガフィルムより発色がいいと言われる「リバーサルフィルム」を使用。
(なんと1本でも1,000円超え!高い!)
リバーサルフィルムのなかでも、この富士フイルムの「Velvia」
色乗りがよくて派手な発色らしい。
↓こちらの動画でもその魅力が。
ちなみに、普通のフィルムはこんな感じのネガフィルム(色が反転してるからネガ)
一方、リバーサルフィルムは見た目の色ままフィルムに焼き付きます。(そのままの色だからポジフィルムともいう)
銀塩フィルムとデジカメ、スマホとの発色の違い
両者はそもそも、色の作り方が違っていて
・銀塩フィルムは、イエロー、マゼンタ、シアンの混色で発色
・デジカメ、スマホは、レッド、グリーン、ブルーの混色で発色
※画像は、https://blog.iro-dori.net/useful/color/12359/から引用
つまり、デジカメやスマホは光の三原色で、フィルムカメラは色の三原色で、様々なトーンの色を作り出すので、そもそものアプローチが異なるのです。
また人間の眼は、L 、M 、S という 3 種の錐体が、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の光を感知して、脳がそれらの強度比から色を認識しているため、
デジカメやスマホのPGB混色のほうが「人の見た目」に近く、フィルムカメラの、シアン+マゼンタ+イエローのほうが疑似色っぽい感じになる。。。と勝手に推測。
でもだからこそ、シアン+マゼンタ+イエローで作った色のトーンのほうが、見た目とはちょっと違った味わいがあって、面白いのだと思うのです。
付け焼き刃の知識から想像した違いなので、間違ってたらすみません。。。
コクのある青空を撮りたい
フィルムカメラでは、シアンにマゼンタを加えて、空の青の諧調を表現するので、
マゼンタ色の加減で
「コクのある青空」になる。
※画像は、https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/mailmagazine/k_maeno/011/から引用
ということで、早速
自分のスマホと、CONTAX-T2で青空を撮り比べてみると。。。
↓こちらは、スマホで撮った青空
↓こちらは、CONTAX-T2で撮った青空
ちょっと違うアングルで、CONTAX-T2で もう1枚。
おおお、確かにフィルムカメラのほうが
「コクのある青空」かも!
さらに、フィルムカメラでは赤(レッド)の作り方も、デジカメやスマホとは違って、
マゼンタに、イエローを加えて赤を作る。
自分のスマホと、CONTAX-T2で、鳥居の赤を撮り比べてみると。。。
↓こちらは、スマホで撮った鳥居
↓こちらは、CONTAX-T2で撮った鳥居
やっぱり、赤の表現力が違う気がする。
スマホの方が、鮮やかで、フィルムカメラのほうが深い赤。そしてフィルムカメラのほうが何だかより神秘的に見える。。。
続いて、畑の土を撮り比べ。
↓こちらは、スマホで撮った畑の土と苗
↓こちらは、CONTAX-T2で撮った畑の土と苗
おおお、フィルムカメラの土の方が色が深くて濃い。そしてコントラストも高くて、メリハリの利いた感じもする。
最後に、今回私がCONTAX-T2で撮ったスナップ写真をまとめてみました。
CONTAX-T2で撮った作品集
◆畑とその周辺の町のスナップ写真
◆レトロ感のある被写体が欲しくて、昭和レトロな街並みの残る、青梅駅周辺まで出掛けてスナップ撮影した写真です。
まとめ
正直、もっとフィルムカメラらしいスナップ写真が撮りたかったのですが、まだまだ自分が実力不足であったため、(構図とかが本当に今ひとつダメでした💦)
「絶対にデジカメじゃ撮れない発色!」
そこまでの写真は撮れませんでしたが、
フィルムカメラのもつ独特な発色の一部は、垣間見れた気がします。
また、フィルムカメラの難点でもある、
撮った写真を現像するまで、仕上がりが全く分からない!
逆にこれも「一発勝負のドキドキ感」があって、楽しめました。
ちなみに、現像だけでもキタムラで2週間かかるので、私はカメラ現像専門店に出しました(それでも1週間はかかります。。。)
※今月新しくやってみたこと(+α)
まど夏さんに、以下の記事で教えてもらった「ルビ機能(ふりがな)」
ルビ機能
実は、この記事のなかでも(意味なく?)ところどころで使ってます。
note の場合、例えば
・「ルビ機能」という言葉に
・「ルビきのう」とフリガナを入れたい
場合には、
と入力して 下書き保存 すれば、プレビュー画面で
ルビ機能
となります。
※下書き段階ではフリガナは見えなくて、保存後のプレビューで確認できます。
|の後ろに→フリガナ入れたい言葉を入れる
《 》の中に→フリガナを入れる
「フリガナ入れたい言葉」と「フリガナ」のフォントを変えてしまうと(例えば片方だけ太字とか)うまく機能しないのでご注意ください。
WordPressでも、以下のようにテキスト入力すれば、ルビ機能が使えることを、今さらながら知りました。(自分のブログでも少し使っちゃいました)
<ruby>本文<rt>ほんぶん</rt><ruby>
→本文
※まど夏さん、ありがとうございました!
※「今月のチャレンジ」過去記事はこちら