マガジン

  • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜

    私はCUTT(カット)というミュージシャン(47歳)です。 とあるきっかけから2024年度より慶應義塾大学に入学し、心新たに音楽活動と勉学に励んでいくことになりました。 このマガジンでは大学生活で感じたことを日々綴っています。 また受験を決意した時から合格までのあれこれは別マガジン「46才の音楽家が慶應受験を決意し、3ヶ月の勉強の末受かった話 」をぜひ読んでみてください!

  • 46才の音楽家が慶應受験を決意し、3ヶ月の勉強の末受かった話

    私はCUTT(カット)というミュージシャンです。  とあるきっかけから2024年度より慶應義塾大学に入学し、心新たに音楽活動と勉学に励んでいくことになりました。  私がなぜ大学を受験することになり、どのように勉強したのか、熟年受験のドタバタなどをこのシリーズでは書いております。  ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。 (以下第一回目冒頭より抜粋) きっかけ : 世界史にはまる。  娘が大学を受験する歳になり、何か手伝える事がないかと何気なく世界史の資料集を手に取ったのが、2023の11月上旬でした。  ほー!面白いなあと思って読み進めていくと、気が付けば夜になり、朝になっていました。時間を忘れ一日中読み漁っていました。  それから何かに取り憑かれたように、世界史に関する本を読んだりサイトを見たりする日が続きました。久々に新しい世界に没頭する感覚がありました。

最近の記事

47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 57「YouTubeはじめました!」

 前回は心理学のアンケート、ご協力頂いた皆さんありがとうございました! おかげさまで興味深い統計を取る事ができて、レポート作成にも力が入ります。完成したらまたご報告しますね!  そして最近ずいぶんとnoteの更新のスピードが落ちていましたが、実はこのnoteの YouTube版を撮っていました! 大学に合格してからずっとやろうやろうと思っていた事が、遂に始められました!  僕はYouTube自体を使い始めたのは割と早い方なんですが(今調べたら一番最初のアップが2007年

    • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 56「心理学も楽しい!」

       大学に入学し、実際に講義を受けて印象が大きく変わった科目の一つに「心理学」があります。  入学前は心理学というと、フロイトとかユングとか精神分析とか、内面的で主観的な事を扱うというイメージがありました。  自然科学というよりは文学寄りのイメージだったのです。  ところが実際に講義を聞くと、頂いていたイメージよりも客観的だったり定量的だったり、自然科学的なアプローチが主で、心理学の研究結果が実際の社会でも役立っている、実学的な側面を多く感じました。そうだったのかーと目から

      • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 55「LINEを交換したりして!」

         「マクドナルド理論」というのがあるらしい。今ちょうど朝マックを食べてるので(ソーセージエッグマフィンをいつも食べます)頭によぎったんだけど、「マクドナルド理論」とは世界で一番大きなファストフードチェーンを生み出すための理論…ではなくて  ということらしい。(僕はマックが好きなので、昼食に提案されたら「いいね!」ってなっちゃいそうだけど)  なんか作業興奮の話とも少し似ていて、要するに始まっちゃえば物事は動いていくので、最初はクオリティはともかくとりあえず始めちまいましょ

        • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 54「妖怪タライアライ」

           というわけで10/1から秋学期が始まりました。先月までは夏休みだったのでなかなか書く事がなくてこのシリーズの更新頻度も減っておりましたが、またちょいちょい書くようになると思います。宜しくお願いします!  さて、前回もお話しした履修については、ものすごく倍率の高そうなクラスに当選したかと思えば、一度授業を受けたものが二次抽選で外れたりして、いわば痛み分けみたいな結果になりました。でもそれとは別に、来年の専攻を見据えたクラスを土壇場で選択できたりもしたので、ありがたい結果だと

        • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 57「YouTubeはじめました!」

        • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 56「心理学も楽しい!」

        • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 55「LINEを交換したりして!」

        • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 54「妖怪タライアライ」

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        • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜
          55本
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          18本

        記事

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 53「文系でも物理学は面白いんだよっ!」

           長い夏休みもようやく終わりかけの9月下旬、秋学期の履修申告が始まりました。入学して2回目ですから、この頃にくらべるとかなり慣れたものです。  秋学期履修の自分としての新基軸は 物理学(実験あり!)を受講しようとしていること!  それも「量子の世界」について、です! 理系、文系という分け方だと文系に分類される私ですが、物理学は昔から好きでした。なぜかというと この世界は一体何がどうやって出来ているのか!! という(文章だけ見ると中二感がすごいですが)根源的な問いに向き

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 53「文系でも物理学は面白いんだよっ!」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 52「おすすめ? コメディショー英語学習」

           英語学習に関する話題はこのシリーズの中でも割とスキを多めに頂く傾向がある。というわけで今日も英語学習の話です。  先日YouTubeショートに流れてきた白人のお兄ちゃんのスタンダップコメディがめちゃくちゃ面白くて、時を忘れてかなり沢山観てしまった(そういうのbinge-watchと言うらしいですね)。  件の彼はMatt Rifeという29才(2024年9月現在)のコメディアンで、TikTokをきっかけにブレイクし、現在ではかなり大きい会場のライブツアーを各国で埋め尽く

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 52「おすすめ? コメディショー英語学習」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 51「初めての成績発表!」

           もう1週間ほど前になるのですが、春学期の成績発表がありました。学部学年別にオンラインで一斉に発表されるスタイルなので、何か合格発表を思い出すような不思議な高揚感でした。  成績は基本的にS>A>B>C>Dの五段階があり、Dだと不合格で単位が貰えないという事らしいです。馴染みのある懐かしの通信簿で言えば、5から1までの評価で、1だと落第というイメージでしょうか。    今回僕の成績が出るのは11科目です。  さて、47歳のキャンパスライフ、初の成績はどのようなものだったの

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 51「初めての成績発表!」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 50「日吉図書館の漫画事情」

           あるレポートのテーマに日本の戦後におけるストーリー漫画文化の形成を選んだこともあって、日吉図書館の漫画に関する本のコーナーには大変お世話になった。そして日吉図書館には漫画に関する本だけでなく、漫画そのものも所蔵されている。  大学の図書館に漫画があるなんて、ひょっとしたら昨今は当たり前なのかもしれないけど、昭和生まれの僕は結構驚きました。しかし勿論なんでもかんでも所蔵されているわけではなく、そこには歴然としたキュレーションが存在する(気がする)。その選別具合が僕としては少

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 50「日吉図書館の漫画事情」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 49「フランケンシュタイン」

           夏休みが終わると英語のクラスで小説「フランケンシュタイン」を扱うという事で、それじゃ先に目を通しておこうかと軽い気持ちで手にとってみた。  予備知識はほとんどなく、フランケンシュタインと言えば僕の世代だと藤子不二雄先生の怪物くんのキャラクター「フランケン」の印象が強いので、エンディングテーマで歌われる フンガーフンガーフランケン🎵  みたいに、頭の回転はよくないけど気は優しくて力持ちというイメージがあるくらい。また  「怪物の名前をフランケンシュタインだと思ってる人

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 49「フランケンシュタイン」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 48「大学生活と創作」

           終戦の日の昨日、大学に入学してから2曲目のリリースをする事が出来ました。5月に出た"Indescribable"という曲は去年に作っていた曲なので、今回の"Sommer"というやつは初めて学生として最初から作ったものになります。  確か期末テストの帰り道、しかし暑いなあと(日傘をさしながら)歩いていて、せっかくだから暑さで一曲作ろうと思い立った。爽やかな夏ソングじゃなくて、なんかこう、うだるような、視界が蜃気楼的に波打つような曲とかありじゃないかと。  で、せっかく学生

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 48「大学生活と創作」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 47「日傘」

           大学が夏休みに入り半月が経ちましたが、まだまだ暑い日が続きます。通学するようになって雨の厄介さに気づいたという事をこのシリーズの38回目で書きましたが、夏の日差しの手強さにも同じく気づきまして、最近は日傘が必需品になりました。 「おおかっとよ! 日傘をさすとは軟弱な!」  と思っていた時期が僕にもありました。日傘といえば貴婦人のイメージ、男なら直射日光を跳ね返す心持ちでありたいものだ!なんてね。無理です。辛いです。  最近は日傘をさしている男性も珍しくないので、僕もさ

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 47「日傘」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 46「おすすめ英語学習チャンネル」

           大学に通うようになって、通学中にYouTubeを観聞きする事が多くなりました。ちょっとお勧めの英語学習チャンネルを見つけたので今日はそのお話を少し。  High Level Listening Advanced English Podcast  というチャンネルで、アメリカ人の女性Katさん(アメリカ在住)とイギリス人の男性Markさん(イギリス在住)が運営されている。お二人とも10年以上英語教師としてのキャリアがあり、おそらくZoomか何かでお互いをつなぎつつ、我々に

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 46「おすすめ英語学習チャンネル」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 45「神性としての単位」

           春学期も押し迫ってきたころ、学生の間でちょくちょく 「〇回休んだけど単位来たよ」 とか 「まあ多分単位は来るでしょ」 とかの言い回しを耳にした。  また先生の方でも 「この出来でしたら、皆さん恐らく単位は来るでしょう」 とか 「最悪、単位は来ないかもしれません」 みたいな言い方をされていた。  大学文化に慣れていない私としては、この言いまわしを聞くたびになんだか面白くなった。鴨がネギ背負ってじゃないけど、まるで単位に人格があって自律的に移動しているかのようである。または

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 45「神性としての単位」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 44「春学期で学習したことまとめ、後編」

           慶應大学も夏休みに入りました。それでも図書館は開いていて(そして空いていて)ありがたい。というわけで、前回に続いて一年生春学期に僕が学習したことをまとめていきます! •異文化コミュニケーション  異なる文化間のコミュニケーションのあり方について、学術的なアプローチで学びます。「他者を理解するには、まず先に自分を理解する必要がある」というのが最初の授業で紹介された前提なんだけど、いやぁ身につまされます。自分の眼鏡の色を知らないと世界の色はわからないと言うことですね。期末レ

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 44「春学期で学習したことまとめ、後編」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 43「春学期で学習したことまとめ、前編」

           ふぉー! おかげさまで、学期末テストも全て終わり、提出すべきレポートも全て提出し、評価はまだですが晴れて春学期を無事終えました!  30年ぶりの期末テスト(前は高校のだけど)と初めてのレポート提出は、なかなかに楽しかったです。4月1日の入学式から7月31日のテスト終了までの4ヶ月、思い出深い初めての春学期になりました。  というわけでこのnoteから2回に分けて、改めてこの4ヶ月で学習したことをまとめてみたいと思います! ・英語その1  現代的なトピックを扱った教材

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 43「春学期で学習したことまとめ、前編」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 42「横断歩道のグルーヴを気にしている場合じゃないかもしれない」

           今日はどうでもいいと思っていた事にちゃんとした意味があり、なんでも調べてみるものだと思った話です。   日吉駅前から日吉キャンパス正門の間には横断歩道がある。渋谷のスクランブル交差点とまではいかずとも、沢山の学生が一斉に歩き出す様はなかなか壮観である。  信号が青に変わると、鳥の鳴き声が「ピヨピヨ…ピヨ」と流れ出すのだけど、ある時この「ピヨピヨ…ピヨ」のリズムが不意に気になってしまった。  そのリズムというのは「ピヨピヨ」と二度鳴って、少し間を開けて「ピヨ」と一度鳴る

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 42「横断歩道のグルーヴを気にしている場合じゃないかもしれない」