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B・W・黒田白さぎの物語城塞故話集。

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黒田白さぎによる、数々のものがたりの実験をみなさんとくとご覧あれ、萬客招来🧧🧧🧧🧧🧧🧧!!!!!!!!
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#自分

|お伽噺小説|籠目籠目籠目・不規則的不思議推理小説。

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僕たち四人は、中学校の帰りの中学生の同級生四人組で、女子二人男子二人の下校生でした。夕方にはまだ早く、夕陽も沈んでいない冬場の地方の市街地から、田畑が望める道路を通っていました。

こんなのん気な地方都市で、まさか、あんな事が起こるなんて、今思い出しても信じられない思いでいっぱいです……………………。

その時のてん末は、こうです……。

A子は、遠くを見ながら、こう言ったんです


「あの田ん

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[短編・私小説]  熱海から東京駅までは、地面から大気圏までの距離に等しいって……………本当?・驚き!!

[短編・私小説] 熱海から東京駅までは、地面から大気圏までの距離に等しいって……………本当?・驚き!!

小山田 羊(ひつじ)24歳は、廊下で急に声を掛けられた。

関西系若手お笑い芸人A 「ジブン……ワイと同い年やん! 仲良うしようや。この人、映画監督目指してるんやって!」

高卒の小山田は、しごく一般的な映画監督を目指す道を行かなかった。なぜか高卒で芸能人のマネージャーからスタートしようと思ったのであった。

理由は色々あるけれど、ステレオタイプ化された助監督から監督、という道を選ばなかった。そう

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|短編小説|・カゲ達とは,ぼくたちとともに何やらやりたがってるみたいで,ということの顛末が、謎のナンタラ・カンタラ……どゆこと……………。

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   うすおぼろげながら…………

   うすおぼろげなままに………

   うすおぼろげなだけに………

  影たちとの意思疎通は、はじまった……

影たちは、ぼくのあたまに上から手を下ろし
ひたいに両手を重ねて何やら……モゾモゾ、うごかしていた………………

影たちは、ヤミの中でなにやら自分たちだけの、自分たちだけしか分からないコード、音楽のような音でコミュニケーションをとっているよ

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