見出し画像

嫌なことは嫌と言う。

「嫌なことがあったら、ちゃんと嫌と言うんだよ」

亡くなった元恋人が私へ残した言葉の一つである。


自分で言うのもなんだが、他人に優しすぎる性格だった。
自己主張が苦手で、嫌なことは嫌と言えない。
何に対しても「いいよいいよ」で、我慢することが多かった。

嫌と言ったり断ったりすると、悪いことをしている気がする。
結果、自分が大変になったり嫌な気持ちになるから、良くないのだろうけど。



実際はうまく嫌と言うことができていない。

なんでも受け入れている気がする。
嫌と言えた時でも、この言葉を思い出しつつ「これで良かったのかな」と思う。


嫌と言わない方が、平和だと思う。
もちろん何か頼まれて「嫌です」と断るわけじゃない。「すみません、やることがあって」とか「予定があって」とか、その場に合わせて嫌と伝えているつもりではある。

相手を不快にさせない断り方をしても、申し訳なさを感じてしまう。


でも、嫌という気持ちは言えたほうがいいと思う。
カウンセリングの先生にも、自分の気持ちを発信することが大切だと言われている。


本当は嫌と言える自分になりたい。
彼の残した言葉の通りでありたい。

嫌と言う自分を許せるだろうか。

葛藤している。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?