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怪談(か?)・増える歌集

短歌を詠みはじめて2年弱くらい。
自分で詠むとともに、他の歌人の方の作品も気になるようになり、歌集を中古ネット本屋で漁るようになった。
以前、歌集は初版の数が少なく、よほどの人気歌人でないかぎり重版はかからなくて、すぐに絶版になっていたという。
でも、今は短歌ブームと言われ、歌集そのものの絶対数が増え、中古で安価なものも多い。
そこで、勉強になるから、と、自分で自分に言い訳をして、中古歌集を買いまくり、今では歌集の積読本が50冊以上。
そのなかでも、お気に入りの積読歌集がこの2冊。

『怪談短歌入門  怖いお話、うたいましょう』東直子    佐藤弓生    石川美南
『うたう百物語』佐藤弓生

正確には純粋な歌集ではなく『怪談短歌入門』はtwitterで開催された怪談短歌コンテストの作品と、選考委員である歌人の御三方の講評。
『うたう百物語』は、歌人佐藤弓生さんの怪談ショートショートと、怪談短歌がセットになった短編集。

…らしい。
らしい、というのは、まだパラパラっと確認のためにめくっただけだから。
なんか、読むのは「今じゃない感」が続いてるのだ。
蒸し暑く、それこそ幽霊が出てきそうな夜、絶好のシチュエーションで読みたい。
そして自分でも怪談短歌をつくってみたい。

怪談は、歌人の木下龍也さんによると、短歌と似たようなところもあるのだそうだ。

記事タイトルの『怪談(か?)増える歌集』というのは、次々と歌集を買っていく自分に若干恐ろしさを感じるから。
私はこんなに買って、なにを求めているのだろう。
短歌を知りたい、短歌がうまくなりたい、というのは、本当だけど、それだけじゃないような。

結局いちばんこわいのは自分自身かもしれない。








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