早稲田卒の私の「淀川勉強法」
淀川はご存じだろうか。
大阪府大阪市の淀川区付近を流れるドブ川であり、大阪市の上下水道を支える恵みの川でもある。
そんな淀川の周りには大きな河川敷がある場所も多い。受験生時代の私の塾も、淀川河川敷近くにあった。
窓もめったに開放しない自習室の空気は、なんとなく濁っている。
受験期は勉強の気分転換がてら、よく淀川の空気を吸いに行ったものだ。
実は、河川敷は勉強にも適している。
暗記においては、よく「五感を使え」と言われる。
読むことは視覚のみ、書くことは視覚と触覚、音読なら視覚と聴覚を使う。
そして淀川で地面を踏みしめ、川と土の匂いを感じながらの歩き音読をする。そうすると触覚と嗅覚と視覚と聴覚、おまけに運動神経まで使える。
脳みそは、多くの刺激がある方がその情報を吸収しようとする。
また、脳は元々体を動かすためにあるため、運動神経への刺激は脳を活性化させる。
そういった意味でも、淀川歩き音読は理に適った勉強方法だと考えている。
机での勉強に疲れた私は、無心で淀川を練り歩き、暗記項目の復習をした。
大阪の河川敷で参考書を開いてブツブツ言っていた不審者は、数カ月後に早稲田大学に合格した。
これが私の淀川勉強法である。
あなたも気分転換に最寄りの河川敷でいかがだろうか。
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