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いい詩といい歌

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記事一覧

ばらえてぃ

黄色い裁断バサミ
青色のお空
哀しみの土曜日の夜
死ぬほどおもろい
テレビバラエティや

困ったな #ヌ

こまつたな、けまつたな。
ゆきばがないこのきもちよ
おわることない魔のるーぷ
なんども いくども
たしかめた
いくども なんども
蝕められていく
ひとりぽつちの
こんな夜には

はじめて

初めてぼくが歌を書いた日
きみは初めて学校を休んだ
ぼくはいつものように
ワックスで髪を整えて
ネクタイ締めて
急いで家を出た
初めてぼくが歌を書いた日
きみからもらったあの手紙
内容はあんまり覚えていないけれど
きみの秘密が仄かに書いてあった

いつか大人になったら
いっしょに
世界中のホテルに泊まろう
いろんな国の
いろんな味を嗜んで
いろんなひとと
いろんな話で
笑ったり歌ったりしよう

おはようさん

飄々と 淡々と
生きてゆく
生きてゆく
歌を書けば
そんなに夜もこわくないぜ
もうどこへだって行ってやる
だいじょーぶ
ぼくには
きみがいる
ぼくがちゃんと
元気になったときには
おまえに手を差し出すよ
綺麗なストーリーも
つくれないや
美談な戦士にも
なれないさ
でも いま
ぼくは
ここにいるのさ
そのことだけが
たしかなことなのさ
おやすみなさい
おはようさん

ほんと

ほんとに
こわがっている箱は
いつも開けなくて
それだけで
いちんちが いっしゅうかんが
いっかげつが
終わってしまうから
もどかしい もどかしい
超超、
とつても
もどかしいんだぜ

Your Summer Breeze

Summer Breeze
懐かしい薫り
雲の色
久しぶりに
きみと歩くこの道

カポタスト ハ
Cmaj Bm Am Gmaj
/ D7 Cmaj

日記詩

ぼくらは すぐに
忘れてしまうもんだから
のこしおこう
小さなノートブックに
スマートホンのメモ帳に
できるだけ
できる限りのことでいい
ぼくらは きっと
すぐに 忘れてしまうだろう
そんな感じのいきものさ
ぼくらは
でもさ
いいことはたくさん
いっぱい いっぱい
ぜんぶ、ぜんぶ
憶えていたいもんさ
そんなもんさ
最近のぼくは

武器

映画は、武器である。
音楽は、武器である。
絵画は、武器である。
詩は、武器である。
学ぶことは、闘うことである。

いかるとき

いつだつて
いつだつて
ここは
ここらへんは
うまくいかないひとばかりが
苦労するばかりじゃないか

いつだつて いつだつて
おまえは
おまえたちは
生きづらいひとばかりが
くるしくなるばかりなのを
ただ
ほっぽっておくばかり
じゃないか

ふざけるな
ふざけんな
ふざけるな
ばかにすんな
いつだつて いつだつて
わたしの心のなかで
言葉たちが
あふれるばかりじゃないか
涙が 心が
あふれるば

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親子

ぼくときみ
もしかしたら
似ているんだな
あたりまえかな
ちょっといやだけれど
ちよっとはうれしくなるや
ぼくときみ
もしかしたら
繋がっているのかもな
おんなじような声で
おんなじような仕草
クラクラするほどの
かなしみやくるしみを
抱きしめたら
さあ、行こう
さあ、唄いはじめたい。

すきなひと

好きなひとへ
会いに行く
好きなひとが
暮らしていた
うたっていた
あの場所へと
会いに行く
一寸と
勇気が湧いて
新しいバスの色
新しい音楽と
新しい春の風
そして そして
何よりも
あたらしいわたし
あたらしいわたしだ

公園と海

漢字2文字と
四字熟語が
たたかう昼さがり、
ぼくは
公園の向こうにある
海の薫りに
耳を目を
すましている

河のむこう

向こう側には
あの河の あの線の
向こう側には
何が見えるんか
川の向こう側には
きみの影が
見えたような
気がしたぜ

サイキョウライン

イタバシ、ジュウジョウ
イケブクロ
わからないことは
わからいよ
そのままなことは
ちょっとなやんで
そのままにしておこ

アカバネ、舟渡
戸田公園
悔しい記憶たちは
エネルギーへ変えていこ
新しい詩とあたらしい光
気づいたら
また
澄んだ空のした