詩「歪んだ家」
外から見ただけでは分からない
一見 何の変哲もない
しかし
この家は 実は歪んでいるのです
住人達の想いは交わらず一方通行を繰り返し
住人の一人は その重圧に耐えきれず
変形してしまった
(紙の様に薄っぺらい ペラペラ。)
熱い想いは風に吹き飛ばされてしまいそうです
(信念とは何ぞや。)
柱も歪み
この家を支えているものは
もはや何なのかさえ分かりません
(それは信頼なんかではなく 意地に近いものなのかもしれません。)
廊下は毎日磨きすぎて光っていますが
その光と住人達のギャップに目が眩みそうです
(ここまで光らせなくても良かった。)
いつになったら 心の底から笑い合えるの?
いつになったら 本音で会話できるの?
いつになったら 理解してもらえるの?
いつ? いつ? いつ?
この中の誰かが本当の勇気を出した時
扉が開く様な気がします
(まずは 一歩から…。)
あぁ
その前に
住人達の心も既に
歪んでしまっていることを
自覚してからでないと…ね…
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