詩「核」
ふらふらしている
ぐらぐら揺れる
とびきり弱い私は
何処かに行ってしまいそう
私を成している核の在処はどこ?
私は上手く人間社会には溶け込めない
一貫していないの
矛盾だらけで
つぎはぎだらけの支離滅裂
そんな自分に泣きそうになる
私は非常に薄くて濃くはなれない
こんな歳にもなって
自分の核の在処さえ分からない
真っ直ぐ きちんと
立っているのかさえも分からない
(私は いつも朝一番の空気を吸い込む時に
ふいに自分の核の在処を探してしまうのです。)
私は
いくつになったら
この世界に
うまく順応できるのでしょうか?
私の身体の何処かで
核が発光し
確固たる存在意義を示す
その日まで
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