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生成AIを活用した顧客解像度を飛躍的に高める新プロダクトα版リリースと協力企業募集 ~マーケティングリサーチのコストを大幅削減~
長きに渡り課題だった顧客理解を解決したい
私は15年間、顧客管理システムの販売を中心にCRM施策の提案営業をしてきました。
その中でずっと感じていた課題があります。
それは企業規模、業種業態に関わらず、「顧客理解」は昔から企業の重要課題と認識されているものの多くの企業にとっては、実践できるような状況になっていないということです。
顧客管理ではなく顧客理解においても、当社では早期から消費行動における個人の価値観を理解すべく研究開発に取り組んだり、デザイン思考、人間中心設計(HCD)、ペルソナ法の活用など、様々な手法を取り入れてクライアントの課題解決をオーダーメイドで実践してきました。
私自身も多くのお客様でこういった手法を実践させていただきました。
もちろん、アウトプットはご満足いただけるのですが、ではその活動がどこの企業でも実施できるものとして提供できていたかとそうではないというジレンマがありました。
ではなぜ、この解決できていないのか?
この問いの答えを探るために、数か月間色々な企業様にヒアリングをさせていただきました。
そこで見えてきたのは、以下の負のスパイラルでした。
顧客のことを一番解像度高く理解しようとすると、インタビューするしか最適解がない
インタビューを自分たちで実施しようとすると多くの時間と正しく聞ける能力が必要になる
インタビューを外注しようとすると多くのお金が必要になる
こうなると、やはりリサーチ人員や予算が潤沢な企業以外は優先度が低くなり、結果的に実施できない、という実態に繋がるということです。
実際、私たちも顧客理解を深めようと、協力いただいた企業の顧客へインタビューを実施してみました。
すると、企画してから完遂するまでに3〜4ヶ月は必要だったため、それをビジネスにしようとすると、多くのお金がかかることも分かりました。
また、誰でも聞くべきことを正しく聞けるというものではないと実感しました。
では、そんな実施難易度の高いタスクをどの企業でも最短で実施できるようにするためにはどのようなサービスを提供すべきか。
その問いに対するPoCを行うこと約8ヶ月。
ようやくみなさまに使っていただけるサービスとして形になってきたので、
今回はそのサービスの簡単なご紹介とサービス開発にご協力いただける方を募集したいと思います。
詳細は、協力企業募集の詳細をご確認ください。
生成AIを活用した新プロダクト「SSS」の特徴
この「SSS(スリーエス)※」は、
①顧客理解を深めるものですが、ペルソナを作成するものではありません
②生成AIを活用したプロダクトですが、プロンプトエンジニアリングは必要ありません
③顧客データ、購買データ、行動データは必要ありません
おそらくどの企業でもお持ちの”アレ”を使うだけで、高い解像度の顧客像を生成することができ、深い顧客理解を実現します。
※「SSS(スリーエス)」はコードネームです。
①ペルソナは作りません
先に書いた通り、当社も過去のプロジェクトでペルソナ法を実践してきました。
プロジェクトが始まるときに、クライアントや当社スタッフも含めた関係者全員で共通認識を持つ意味ではとても役に立ちましたが、内容の充実度や納得度はどうしても主担当の力量に左右されてしまいます。
そのアウトプットをクライアントが自分たちでかみ砕いて施策に展開していけるかというと残念ながらそうではありませんでした。
これはクライアントが自力でペルソナを作った場合も多くは同じで、いつの間にか意見の寄せ集めになってしまっていたり、自社の理想の像になっていて実態と乖離してしまうという声を良く聞きました。
SSSで生成される顧客像は、そういった類のペルソナではありません。
②プロンプトエンジニアリングは必要ありません
生成AIやChatGPTを効果的に活用するためには避けて通れないプロンプトエンジニアリング。
最適な回答を得るためには、できるだけ生成AIが応えやすいようにプロンプト(指示文)を工夫する必要があります。
ただでさえ忙しいマーケティング業務関係者が、日頃からこういった工夫を行い、活用の道を探るのは至難の業だと思います。
このSSSではプロンプトは全く必要ありません。
③顧客データ、購買データ、行動データは必要ありません
顧客理解をするためにまず第一歩と言われるデータ分析。
当社も各種データ分析を行い、顧客の行動を知ろうと努めてきました。
ですが、機械学習の分野でGarbage In, Garbage Outと言われるように、分析結果が有用になるほどの質や量のデータを有する企業は多くなく、とても効果的な打ち手だとは言えませんでした。
定型化されたデータを蓄積するために当社のSynergy!というサービスをご提案してきましたが、データが蓄積されるまでに多くの時間がかかるという問題もありました。
SSSでは顧客理解のための王道である3大データは全く必要ありません。
こんな方にオススメ!
調査にかける予算がないが顧客の解像度は高めたい方
ペルソナ作成で失敗した経験のある方
新しくマーケティングミッションを担うようになり、自社の顧客のことを調べたい方
サービス検証時にいただいた声
今回のα版リリースまでに、数社にご協力いただき生成内容のリアリティの確認や、どのような内容なら解像度が上がったと感じるのか、そしてそこから本当にアイディアが生まれたのか、などの検証を進めてきました。
この検証でご協力いただいたhyphenate株式会社 代表取締役社長 平田 智彦様より、以下のような感想をいただくことができました。
アウトプットを見て私の妄想が起動し、情景が浮かび、インスピレーションが湧いた。
このプロダクトは今までのリサーチの工程を単にショートカットするだけではなく、デザインプロセス自体が大きく変わると感じた。
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<プロフィール>
愛知県立芸術大学美術学部デザイン専攻を卒業後、キヤノン(株)デザインセンター、(株)ブリヂストン広報部デザインセンター、ZIBA DESIGN INC.(米国オレゴン州ポートランド)を経て、2006年〜2019年 ZIBA tokyo 代表取締役。2020年にhyphenate 株式会社を設立、同年7 月に野村総合研究所コンサル事業部と業務提携発表。
協力いただける企業を10社ほど募集中
今までは生成品質の検証を行ってきましたが、これからはより操作性や機能をブラッシュアップして行きたいと考えています。
そのため、現在、操作しながらフィードバックいただける企業を10社ほど募集しています。
ご参加いただいた方には、無償で実際にサービスを触っていただき、御社の顧客理解を深めていただくことが可能です。
ぜひ、このサービスの精度を体感ください。
もし少しでも興味を持っていただいた方がいらっしゃれば、お気軽にお問合せをいただけると嬉しいです。
※BtoCのビジネスの企業様に限定させていただいております。
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