【続いてる写経 1692日め】名画にみる大穴牟知命に、隠された願望?
大国様のご縁なのか、たまたま日経の名画紹介コーナーに、
青木繁画伯の『大穴牟知命』が登場。
アーティゾン美術館の所蔵で、実際に目にしたこともあり、救済している女神様が色っぽいのが印象的でした。
記事にある通り右側は青木繁画伯の恋人だそうです。(あるある)
左の女神さまは常盤貴子さんに似ています。
これが古事記のワンシーンだったという事実は忘れ去っていました。
オオナムチノミコト、後の大国主命様は兄たちに疎まれて、何度も命を狙われたのです。
その第一回目が、焼けた石を落とされた話。
(その後何度も狙われるのだよ)
大怪我したオオナムチノミコトを救済するためにカミムスヒさまから派遣されてきたたのが、二女神。
キサガイヒメは赤貝を、ウムギヒメは蛤を神格化した女神様だそう。
なぜに貝?乳をあげる??
面白いですよね。何かありそう。
この記事の解説にあるように、聖人が女性に介抱される神話は世界各地にあるそうな。
水木しげる先生の『古代出雲』では、このシーンはこんな感じ。
描き手が違うと、随分と印象も変わりますね。
というか、水木先生ってこんな美女も描けたのですね!!そこに驚いてしまいました。
改めて2つの絵を眺めるに、
女性が乳を差し出していて介抱している姿、
男性の願望を表しているのかなあと思ってしまいました。