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【続いてる写経 1298日め】"筋肉痛"の原因は”乳酸”ではないらしい
大山登山のあと、ようやく落ち着きをみせてきた筋肉痛。
そもそもウォーミングアップやクールダウンもやらず、運動不足の人が登り下りしてきたわけだから、筋肉痛になるのは当然かも。
後学のためになぜ筋肉痛が起きるのか、おさらいしておこうと調べてみました。
確か記憶する限り、筋肉に乳酸が溜まってどうのこうのだったかと。
が、どうやらこの知識、だいぶ古いモノだったらしいです。
もともと、筋肉痛になる原因は、激しい運動をすると疲労物質である乳酸が溜まって筋肉痛が起こるという考え方がされていましたが、最近では、乳酸は疲労物質そのものではないこと、乳酸は運動を行っていない安静時にもつくられており、乳酸そのものが筋肉痛の原因になるわけではないことがいわれています1)。
いまの筋肉痛の常識は、以下の通り。
筋肉痛のメカニズムは、医学的にははっきりと解明されていません。
かつては、運動したときに生じる疲労物質「乳酸」の蓄積が原因だとする説もありましたが、その矛盾点が指摘されていることから、現在は、運動によって傷ついた筋線維を修復しようとするときに起こる痛みであるという説が有力となっています。
昨今の筋肉痛のメカニズムとされているのは下記の図の通り。
筋繊維についた損傷部分を、白血球が修復しようとして、その過程で痛みを起こす刺激物質が生産されて、痛みを感じるようになるとか。
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ただこの”炎症説”も有力というだけで、現在でも筋肉痛の原因は、
はっきりしない。
身近な現象でもはっきりしないことがまだまだある。
身体の仕組みは奥深いものなのだと感じました。
普段運動不足の人が筋肉痛を生じると、
運動したって気持ちが高まる
これは少し厄介なものです。
運動したからね、その証拠がこの痛みよ、これは勲章よ。
と、勘違いしてしまうのがよろしくないですね。
やった気になるだけで、痛くなるのイヤだからまた運動しない原因になるし。
筋肉痛を防ぐには、普段から運動習慣を保つこと、運動前のウォーミングアップと、運動後のクールダウンが大事だそうです。
運動部の経験がないため、このあたりはかなりいい加減です。。
あと、段階的な負荷をかけて身体をならすこと。
東京駅の中央線エスカレータは駆け上がることができるのだけど、、。
まだまだでした。