僕が間借りカレーを始めたワケ(7)
日本で唯一、間借りカレー界隈でミャンマー式カレーを提供するしている #新橋カレー実験室 店主のすえぞーです。
これまでをざっくり振り返ると、
離婚をキッカケに心の隙間を埋めるために #カレー でブランディングしたら間借りカレーのオファーが入ってきて、間借りを続けるなかでいろんな競合と絡んでいった結果、ブルーオーシャンである #チェッターヒン に行きついた。
という感じですかね。
新型コロナウィルスの影響で、間借りの僕はもちろんですが、使わせていただいているバー自体が営業自粛しているので、幸か不幸かはともかく現時点(2020年4月現在)でもチェッターヒンをメインに出す間借りカレー店は日本全国探しても僕だけとなっています。
だから毎回イントロで「日本で唯一」とかドヤってるわけです。笑
僕が間借りカレーでチェッターヒンに絞り込もうと思ったのは、チェッターヒンのレトルトカレーを出した #保芦ヒロスケ さんの影響が一番大きいの(前回参照)ですが、もうひとつ大きな要因がありました。
いっしょに間借りをやるパートナーができたからです。
といっても恋愛的な意味ではなく、あくまで間借りをするうえでの盟友的な意味です、念のため。
僕が間借りをやりながら深大寺の方で #カレーワークショップ を開催したときに知り合ったミズホちゃん。彼女はタイ料理が大好きで、「私も間借りを経験してみたい」と声を声をかけてきました。
当時の僕は超マイペースで、偶数月に(隔月で)間借りをやっていたので、空いている奇数月に入れてみたらブランクもあかないし、こちらも毎月定期営業しているというイメージ付けにもつながるというメリットがあったので二つ返事でOKしました。
さて、そこで出てきたのが
僕はどんなカレーを出せばいいのか問題
でした。
ミズホちゃんはタイ料理オンリー。一方の僕は店名どおり「召し上がるお客様みんなが実験台」ということ以外とくに何もコンセプトを決めていない状態でした。
そこでふと頭の中に降りてきました(怪しいなぁ…笑)
ミャンマーってタイの隣国じゃん!
使うスパイスの種類が少なかったり魚介系発酵調味料(ガピ(カピ)やナムプラーなど)を使ったりと共通項が多いので、相盛りにしたときの一体感がよそのカレー店の相盛りより説得力と理由づけが明確になる!
という確信が生まれました。
そうして「新橋カレー実験室」は、
・偶数月は従来どおり僕ひとりのフリーダムな回
・奇数月はミズホちゃんとの隣国セッションプレートの回
というルーティンが出来上がりました。
と同時に、僕は スパイスカレー という言葉をじぶんの店で使うことをやめました。
なんの気なしに間借りや実店舗でふつうに浸透している「スパイスカレー」という表現を、なぜ僕が使うのをやめてしまったのか。
それはいずれまた別の機会に。
今回も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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