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ターメリックの世界 《植物 研究編》

【はじめに】
カレー三兄弟が自由研究として調べた範囲なので、誤った情報が含まれているかもしれませんし、いちいち諸説あるとかも言えなかったりもするかもしれないので、ぜひ広い心で読んで・聴いてください。ご指摘いただく場合は優しくお願いします!


\音声を聴きながらお楽しみください/


【ターメリック植物研究】

ハウスダイレクトより引用

●名前

・英語名:ターメリック
・学名:Curcuma longa (クルクマロンガ)
ヨーロッパ各国は「クルクマ」的な発音が多い
・和名:ウコン(鬱金)
他の種類のウコンと区別するために「秋ウコン」と呼ばれることがある。
染料として使われることから別名「キゾメグサ」とも呼ばれるとともあるらしい。

「鬱」の字は、「うっそう(木々が生い茂る)」の字でもあり、ざっくり言うと「鬱金」と書いて「めっっっちゃ黄色」という意味らしい。

●語源

・ターメリックは「素晴らしい大地」という意味のラテン語のテラ・メエリタ(terra merita)を語源としているらしい。
・クルクマはサンスクリット語で「サフラン」を表す「クンクマ」から派生したという説もある→高価なサフランの代わりに「インドのサフラン」としてターメリックが売られていたとか。

スパイスのターメリックは、植物ウコンの地下にある茎の部分(一般的には根っこに見える「根茎(こんけい)」)が成熟したら掘り出して水洗いして、茹でて(または蒸して)から乾燥させたもので、茹でたり蒸したりした方がまろやかになるそう。薬として使う場合は、茹でたり蒸したりせずに乾燥させるパターンもあるらしい。
通常、スパイスとして流通しているのは、乾燥後に粉砕されたパウダー状のものが一般的と言えるでしょう。

●属性

ショウガ科 ウコン属
ウコン属と呼ばれる前は日本語でもクルクマ属と呼ばれていたようで、昔の本には喜(はじかみ)に黄色「黄」と書いて「クルクマ」とルビが振ってあった。
※「はじかみ」は生姜とか山椒の古い呼び方で「からいもの」の総称だったとか……

ウコン属は50種類以上と、たくさんあり過ぎて、その他諸々の正確な情報まで追いきれませんでした。
例)
・春ウコン(学名「Curcuma aromatica」 クルクマアロマティカ)キョウオウ
・紫ウコン(学名「Curcuma zedoaria」クルクマゼドアリア)ガジュッ
・ジャワウコン(学名「Curcuma zanthorrhiza」) クスリウコン
その他、観賞用の園芸種の「クルクマ」もある

●原産地

次男が言ったインドという説以外で言うと、インドシナ半島のプノンペン(カンボジア) やホーチミン(ベトナム)の南側の地域という説がある。
かなり古くから人に栽培されていたため、野生の植物として原産地を限定するのは難しいという意見も見られた。
栽培の歴史が古く、各地で自生しているものもあるが、完全な自然種と言えるものは無さそう。


●育ち方

多年草だけど、基本的には亜熱帯植物なので、生育に理想的な温度は20~30°C。耐寒温度は10°Cくらい。日当たりと水はけが良い場所を好む。

日本だと鹿児島から南の沖縄とかが理想。とはいえ、本州でも不可能ではない。(一回やったことがある)
いわゆる種子(花が咲いて実がなって取れる種)ではなく、芋類と同じ感じで根茎を種にして増やす。
スパイスのターメリックとしての利用部位も同じく根茎なので、多年草だけど、どのみち掘り出してしまう。

生育環境によって大きく異なるらしいが、草丈は50cm~高くなると1.5mとか。
春に暖かくなったら種ウコンを植えて、発芽というか地上に茎が伸びてくると茎を巻き込むように葉っぱが伸びてくる。夏に茎の下の方に白い花が咲いて、秋~冬に根茎を収穫。

神戸薬科大学より引用

花は穂状花序(すいじょうかじょ)といって円柱形に重なるように花びらがついて、細長く10cm以上になる。
下の方は淡い緑色で、花は白い。
花の形としては、別に好きではないけど、わーって葉っぱが伸びた上に咲くんじゃなくて下の方に咲くのが気に入ってる。

●花言葉

ターメリック(秋ウコン)の花言葉というよりも、クルクマ全体の花言葉として、色別に書いてあるのが多かった。次男の説明の中に入った「浄化」は入ってなかった。「繁栄」が入ってる。

「健康」「繁栄」「忍耐」「因縁」「あなたの姿に酔いしれる」「乙女の香り」
白色「忍耐」「因縁」
ピンク色「あなたの姿に酔いしれる」
紫「乙女の香り」

花言葉なので、スパイスの言葉ではないことに気づいてしまった。
だからスパイス言葉を考てみた→ターメリックは「影の主役」なんてどうだろう。

●使われ方

・スパイス
・薬
・染料:黄色〜橙色
・たくあんの黄色!?→大根の辛味成分が、発酵により分解が進み、色素が黄色く変化する。もともとは自然発色の黄色だけど、家庭で作ったり製品として作る場合に素敵な黄色にすべくウコンやクチナシ (場合によっては合成着色料の黄色4号)などで着色している。

木村拓哉さんのYoutubeに出させてもらった時に「たくあんの黄色はウコン」って言っちゃったけど、全部全部じゃないんだって。

木村さ〜〜ん!YouTubeより引用

・沖縄の方では生のウコンをおろし金ですりおろしてお湯で割ってウコン茶にして飲む

●成分と効能

色素成分:
・クルクミン→ポリフェノールの一種:「二日酔いにいい」みたいなぎっくりしていて効果が疑わしいような状況から研究が進んで、抗炎症、抗酸化、抗菌、免疫調節、高血糖抑制、抗癌など多くの薬効が報告されているらしい。

精油成分:
・ビサクロン:けっこう最近注目されて先行研究が少ないみたい。肝臓の炎症や酸化によるストレスを抑制するとか・・・・・・ハウス食品グループの「クルビザ」という製品があるらしい。一方で、現在の研究段階では一定のバイアスリスクが認められた的な指摘もあり(消費者庁)

・Turmerone(ターメロン、ツルメロン)→胆汁分泌促進(胆汁も黄色い):特に脂肪の消化にいい。神経
保護作用。新規パーキンソン病治療薬として活用されることが期待(熊本大学)

・シネオール(カルダモンの時にも出てきたユーカリの主成分)→殺菌。抗炎症。血行促進作用。

ターメリックは難しい、ということで生成AIに聞いてみよう!と思ったのですが、なんか悔しいので、色々検索していたら、スパイシー丸山さんのブログに「ターメリック 驚くべき10の効能!」というのがありました。


ターメリックの世界 《歴史 研究編》はこちら

ターメリックの世界 《経済 研究編》はこちら


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