囲碁史記 第141回 第三期本因坊戦
予選 第三期本因坊戦の予選が開始されたのは昭和十八年七月、本因坊(関山)利仙と橋本宇太郎による第二期本因坊戦の挑戦手合が利仙の入院というアクシデントで中断され、対応が検討されていた時期である。
第三期の挑戦手合第二局は、広島で昭和二十年八月、原爆投下の日に行われ、「原爆下の対局」として知られている。これについては囲碁史記シリーズではないが、既に紹介しているのでそちらをご覧いただきたい。
今回は第三期の予選と原爆投下による中断して以降、再開後について紹介していく。