支配する人、される人。
こんにちは、ハンドメイド作家のonemu。です。
私は自分のうつを通して、限界がきていることに気付かないことの怖さを実感しました。
知らず知らずのうちに持っていた希死念慮。疲労により思考力が低下していると、ふっと本当に死のうとしてしまいます。
精神疾患による自殺というものは意外と身近な存在だと思いました。
また、この限界の話は児童虐待にも繋がってくると感じました。
虐待が起こるのにはいくつか要因があります。
主な要因を3つ挙げると、
①金銭的困窮
②虐待の連鎖
③頼る先がない
です。
1.金銭的困窮
児童虐待を減らすには経済的格差を無くすことが最重要と言われるほど、虐待にはお金の問題が大きく影響します。
お金がないからたくさん働く、昼職では回らないから夜職をする、朝帰ってきて日中に寝て夜仕事に出る生活になる、育児をする時間がなくなり結果的にネグレクト(育児放棄)してしまう。
このようなケースはとてもよくあります。
2.虐待の連鎖
虐待は世代間で連鎖すると言われています。
幼少期から激しい叱責を受けたり親からの愛情を受けずに成長すると、人との接し方や愛し方が分からず、子どもができた時にどうしたらいいか分からない、自分がされてきたように育てる(例:泣いてうるさかったら叩いて黙らせる)。
これは一例ですがこのような経緯で虐待は世代間で連鎖すると言われています。
3.頼る先がない
頼る先がないというのは、閉鎖的な生活により人を頼れないケースや知識不足によりどこにどう助けを求めたら良いのか知らないケースなどがあります。
閉鎖的な生活というのは例えば宗教的なものにより外との関わりを絶たれるような状況に置かれているというケース。
配偶者や自分の両親など本来なら頼れるはずの存在がおらず、「自分でどうにか生きなきゃ」という状況に置かれているなどのケースが挙げられます。
知識不足のケースは行政機関に助けを求めるという手段を知らない、力の強い支配的な人間の言うことのおかしさに疑問を持てず支配されてしまう(「俺が殴ったのはお前が悪いからだ。お前は馬鹿だから言うことを聞いていればいい」などに従ってしまう)などのケースがあります。
・虐待は加虐者だけが悪ではない
虐待は絶対に許されることではありません。
しかし、必ずしも加虐者のみが悪いわけではありません。
環境要因がかなり大きいです。
貧困層はなかなか貧困層から抜け出せないことと同じです。
(例)お金がないから夜職する、毎日仕事と育児で疲れた、たまには気分転換したい、1日帰らず好きなことを楽しんでみた、子どもに異変はなかった、今度は2日気分転換した、何事もなかった、今度は…
そして少しずつ家を空ける時間が延び、さいごには餓死させてしまう
(例)日中は働く、帰宅後には家事育児が待っている、明日も仕事なのに夜泣きで寝られない、お願いだから泣き止んで…気づいたら殺していた
同じことの繰り返しになりますが虐待は環境要因が大きいです。
経済的困窮や(親にしろ子にしろ)障害による育児の困難を感じた時、頼る先がその人にあるかどうかがかなり大きなキーとなります。
本当はハンドメイド活動における私の夢の話をしたかったのですが、虐待問題が難しすぎて長くなってしまったので前編後編に分けて書いていこうと思います(´・ω・`)
それではまた明日。
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