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古代オリエント博物館 夏の特別展「聖書の世界―伝承と考古学―」をもっと楽しめる!おすすめ本5選
注目の特別展にあわせて、CUMAGUSおすすめの5冊を紹介するマガジン「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」
今週のテーマは、古代オリエント博物館で開催されている夏の特別展「聖書の世界―伝承と考古学―」(7/13~9/8)
聖書になじみがない人も「聖書考古学」の世界を楽しめるよう、初心者向けの本から少し専門的な本まで、興味深い5冊を紹介します。
本日のブックリストはこちらです!
企画展紹介
世界で最も広く読まれていると言われる「聖書」。「旧約聖書」「新約聖書」の二種類がありますが、そこにはいつ、どこの、何が書かれているのか。「聖書」に語られる時代の人々は、どのような暮らしをしていたのか。なぜ聖書は時代を越えて伝承され、今も読み継がれているのか。そして、聖書の時代の遺跡はどうやって発掘され、研究されているのでしょう。
考古資料、文書、書籍を通して「聖書の世界」をかいま見てみましょう。
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オススメ本① 聖書物語 (岩波ジュニア新書) 山形 孝夫 (著)
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https://www.iwanami.co.jp/book/b269028.html
著者名:山形 孝夫 (著)
出版社名:岩波書店(岩波ジュニア新書)
定価:1,034円(本体940円+税)
新書判:222ページ
【旧約と新約の違いって?「聖書」ってなにが書いてあるの? という人は、まずはここから】
聖書は、キリスト教の教典であるばかりでなく、ヨーロッパ文化を理解するうえで欠かせない書物といえましょう。
この本は、天地創造にはじまる『旧約聖書』とキリストの言行・生涯を綴った『新約聖書』のなかから有名なお話をとりあげ、名言をちりばめながら物語風にまとめてあります。
人類の古典である聖書に親しむ手引き。
(岩波書店ホームページより)
オススメ本② 図説 旧約聖書の考古学 (ふくろうの本) 杉本 智俊 (著)
![](https://assets.st-note.com/img/1723019558011-SaRffzxiea.jpg)
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309763064/
著者名:杉本智俊 (著)
出版社名:河出書房新社(ふくろうの本)
定価:2,310円(本体2,100円+税)
A5変判:120ページ
【ノアの方舟、アブラハムの一族、出エジプト――ヴィジュアルで学べる旧約聖書の世界】
旧約聖書に書かれた物語は史実か、創作かを、考古学から検証する。
歴史的出来事や当時の暮らしを明らかにし、聖書の豊かな世界へ誘う。
(河出書房新社ホームページより)
オススメ本③ 図説 新約聖書の考古学 (ふくろうの本) 杉本 智俊 (著)
![](https://assets.st-note.com/img/1723019518528-KHIKVDni3C.jpg)
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309763057/
著者名:杉本智俊 (著)
出版社名:河出書房新社(ふくろうの本)
定価:2,365円(本体2,150円+税)
A5変判:140ページ
【イエスの生涯と奇跡、ユダヤ戦争、キリスト教の迫害――ヴィジュアルで学べる新約聖書の世界】
新約聖書に書かれた物語を考古学で検証し、イスラエル周辺や古代ローマの豊かな歴史を味わう。『図説旧約聖書の考古学』の姉妹篇。
(河出書房新社ホームページより)
オススメ本④ 聖書考古学 - 遺跡が語る史実 (中公新書)長谷川 修一 (著)
![](https://assets.st-note.com/img/1723019747708-gszYH5RFXt.jpg)
https://www.chuko.co.jp/shinsho/2013/02/102205.html
著者名:長谷川 修一 (著)
出版社名:中央公論新社(中公新書)
定価:924円 (本体840円+税)
新書判:256ページ
【聖書×考古学で、古代イスラエルの謎を解く!】
聖書の記述には、現代の我々からすると荒唐無稽に思えるエピソードが少なくない。いったいどの程度まで史実を反映しているのだろうか。
文献史料の研究にはおのずと限界があり、虚実を見極めるには、遺跡の発掘調査に基づくアプローチが欠かせない。
旧約聖書の記述内容と考古学的知見を照らし合わせることにより、古代イスラエルの真の姿を浮かび上がらせる。
本書は現地調査に従事する研究者の、大いなる謎への挑戦である。
(中央公論新社ホームページより)
オススメ本⑤ 死海写本 「最古の聖書」を読む (講談社学術文庫)土岐 健治 (著)
![](https://assets.st-note.com/img/1723020361584-4okvBeVa9Y.jpg)
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000211801
著者名:土岐 健治 (著)
出版社名:講談社(講談社学術文庫)
定価:1,012円(本体920円+税)
文庫判:272ページ
【「最古の聖書」死海写本の謎にせまる!】
さまざまな解釈を生み、世界を騒がせてきた死海写本。
しかし本当のところ、この「最古の聖書」には何が書かれているのだろうか。書き残したクムラン宗団とは何者であり、いかなる思想を持っていたのか。
「義の教師」「悪の祭司」「なめらかなものを求める者たち」……本書では、公刊された死海写本の記述に即し、外典・偽典を含めた旧約・新約聖書や歴史的背景とも関連づけながら、その内容を読み解くことで、淡々と「謎」に光を当ててゆく。
膨大な研究成果をコンパクトにまとめた、絶好の「死海写本」入門書。
(講談社ホームページより)
あとがき
古代オリエント博物館で開催されている夏の特別展「聖書の世界―伝承と考古学―」(7/13~9/8)がもっと楽しめる!
オススメの5冊、いかがでしょうか。
マガジン「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」は毎週水曜日更新です。
今後も注目の特別展・企画展を取り上げていきます。お楽しみに!