見出し画像

東京国立博物館 挂甲の武人 国宝指定50周年記念特別展「はにわ」をもっと楽しめる!おすすめ本5選

注目の特別展にあわせて、CUMAGUSおすすめの5冊を紹介するマガジン「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」
今週は、東京国立博物館 挂甲の武人 国宝指定50周年記念特別展「はにわ」(10/16~12/8)をピックアップ!
本日のブックリストはこちらです!


企画展紹介

東北から九州まで全国の「はにわ」が空前の規模で大集合!

埴輪とは、王の墓である古墳に立て並べられた素焼きの造形です。
その始まりは、今から1750年ほど前にさかのぼります。古墳時代の350年間、時代や地域ごとに個性豊かな埴輪が作られ、王をとりまく人々や当時の生活の様子を今に伝えています。
なかでも、国宝「埴輪 挂甲の武人」は最高傑作といえる作品です。この埴輪が国宝に指定されてから50周年を迎えることを記念し、全国各地から約120件の選りすぐりの至宝が空前の規模で集結します。
素朴で“ユルい”人物や愛らしい動物から、精巧な武具や家に至るまで、埴輪の魅力が満載の展覧会です。
東京国立博物館では約半世紀ぶりに開催される埴輪展にどうぞご期待ください。


オススメ本① はにわのヒミツ(新泉社)河野正訓・山本亮(著)


https://www.shinsensha.com/books/6696/
著者名:河野正訓・山本亮(著)
出版社名:新泉社
定価:2,200円 (本体2,000円+税)
A5判:128ページ

【はにわのすべてがわかる入門書】
埴輪のきほんを網羅した入門書。

「踊る埴輪」は、じつは踊っていない?
どんな動物が埴輪になった?
“最初の埴輪”はどんなもの?
埴輪づくりはむずかしい?

東京国立博物館の研究員が、埴輪の種類や役割、歴史、つくり方など、専門的かつわかりやすく解説する。
また、同館の埴輪コレクションを代表する国宝「挂甲(けいこう)の武人」の最新研究成果も紹介。
この国宝「挂甲の武人」や「踊る埴輪」などの超有名埴輪のほか、東北・宮城県から九州・宮崎県まで広い地域のさまざまな埴輪が登場する。
知るともっと埴輪が好きになるヒミツが満載の1冊。
(新泉社ホームページより)

オススメ本② 埴輪 古代の証言者たち (角川ソフィア文庫) 若狭 徹 (著)


https://www.kadokawa.co.jp/product/322012000070/
著者名:若狭 徹 (著)
出版社名:KADOKAWA(角川ソフィア文庫)
定価:1,364円 (本体1,240円+税)
文庫判:256ページ

【巫女、武人、力士、ムササビ。多彩な造形が王権を彩る。カラー図版160点】
ぽっかり空いた目と口、短い手足、あどけない表情。心が癒やされる可愛らしい造形で、博物館でも大人気の埴輪たち。
しかし、古墳を彩る人物・道具・家・動物たちの群像として見ると、王権を巡る「さまざまな物語」が浮かび上がってくる。
3世紀中頃から6世紀終わり頃まで、およそ350年にわたり造られた埴輪を、定番の名品から最新の出土品まで紹介。
造形美、細部の見方、楽しみ方を第一人者が解説する。カラー図版160点掲載。
(KADOKAWAホームページより)

オススメ本③ 知られざる古墳ライフ: え? ハニワって古墳の上に立ってたんですか!? (誠文堂新光社)譽田 亜紀子 (著), 松木 武彦 (監修), スソ アキコ (イラスト)


https://www.seibundo-shinkosha.net/book/general/65242/
著者名:譽田 亜紀子 (著), 松木 武彦 (監修), スソ アキコ (イラスト)
出版社名:誠文堂新光社
定価:1,600円 (1,760円+税)
A5判:160ページ

【前方後円墳と踊るハニワだけじゃない!国家誕生と古墳の成り立ち、人々の生活に迫る古墳時代を知る入門書】

地味なようで派手だった⁉ 魅力満点の古墳時代に迫る入門書。
教科書では簡単に紹介されるだけの古墳時代。
地味な印象を持ちがちですが、実は意外と(?)キラキラした時代だったことは、あまり知られていません。
きらびやかな装飾品の数々や、意匠をこらしたハニワたち。
また、その名のとおり、古墳を忘れてはいけません。
古墳といえば前方後円墳を真っ先に思い浮かべる人が多いと思いますが、円いものや四角いもの、なかにはホタテ貝のようなかたちのものもあり、お墓のわりにバラエティ豊かです。
このように創意工夫にとんだお墓とハニワで象徴される古墳時代は、いったいどのような時代だったのでしょうか。
古墳のつくられた意図やつくり方、かたちの変遷にはどのような背景が隠されているのでしょうか。
また、その時代に生きた人たちは、どんな顔立ちで、何を食べ何を着ていたのでしょうか。
知っているようで知らなかった古墳時代とその時代人の生活にスポットをあて、豊富なイラストや写真とともに解説。
『知られざる縄文ライフ』『知られざる弥生ライフ』に続く、先史シリーズの最終刊です!
(誠文堂新光社ホームページより)

オススメ本④ もっと知りたいはにわの世界―古代社会からのメッセージ (東京美術)若狭 徹 (著)


https://www.tokyo-bijutsu.co.jp/np/isbn/9784808708542/
著者名:若狭 徹 (著)
出版社名:東京美術(もっと知りたいシリーズ)
定価:2,200円 (本体2,000円+税)
B5判:80ページ

【愛すべき癒しの造形「はにわ」の声に耳を傾け、古墳時代にタイムスリップしてみませんか?】

◆古墳の始まりとともに生まれ、その終焉ととともに姿を消した「はにわ」約300年の歴史を、著者の見解にもとづいてビジュアルにたどります。再現イラストや復元写真も交えて古墳時代の人々の暮らしを生き生きと浮かび上がらせた、画期的入門書です。
◆人や動物のほか家や武具など多彩な埴輪の魅力を味わいながら、その形やしぐさの意味を知ることができます。
(東京美術ホームページより)

オススメ本⑤ 季刊考古学163号 特集:埴輪からみた王権と社会(雄山閣)広瀬 覚 (編集)


https://www.yuzankaku.co.jp/products/detail.php?product_id=8884
著者名:広瀬 覚 (編集)
出版社名:雄山閣(季刊考古学)
定価:2,640円 (本体2,400円+税)
B5変判:132ページ

【埴輪からみた王権と社会 古墳時代研究の最前線!】

近年の新資料の蓄積や個別研究の進展を経て、埴輪の検討を通じて描き出される王権・社会像は大きく変わりつつある。埴輪研究の現在地を示す。

王権中枢部の埴輪/埴輪生産組織論の現在/王陵系埴輪の展開/非王陵系埴輪の技術と展開/埴輪と地域社会 ほか
(雄山閣ホームページより)

あとがき

東京国立博物館 挂甲の武人 国宝指定50周年記念特別展「はにわ」(10/16~12/8)をもっと楽しめる!
はにわの愛らしさに浸れるビジュアル本や、古墳時代になった気分が味わえる入門書。研究の最前線を紹介する1冊まで、5冊をピックアップしてご紹介しました。

マガジン「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」は毎週水曜日更新です。
今後も注目の特別展・企画展を取り上げていきます。お楽しみに!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集