武道館の奇跡 其の二
洋ちゃんが退場して、スクリーンに映し出されたのは「水曜どうでしょう」の藤村、嬉野Dと対話する洋ちゃん。
藤やんのいつもの洋ちゃんいじりが始まった。
リサイタルをのど自慢と言い、映像を作ってほしいと頼む洋ちゃんに
「なんでもやるんだな?」と脅しをかける。
まさしくヤミ金融。
そしてこのパターンは2011の大泉ワンマンショーの件とおんなじ!
映像が終わったと思ったら白いスーツの洋ちゃん登場。
カッコいいったらないんだよな。
歌い始めた曲はなんと!
「自動車ショー歌」
ロジャーさん、大当たり!
また逢う日まで、長い夜と洋ちゃんの18番が続き、まさしくのど自慢的な昭和歌謡ショー演出で笑った。
そして、スクリーンに映し出された
「大泉ファッションショー」
の文字を見ただけで吹き出しちゃった。
スタイリスト小松の天才ぶりが遺憾なく発揮された衣装を、スタイルお化けの洋ちゃんが華麗に着こなして上手から出てくる。
その場所はどう見てもハナタレナックスを収録しているHTB局内のいつものスタジオの一画だ。
藤やんの無茶苦茶なディレクションに素直にハイ!と従う洋ちゃんになんだか初期のどうでしょうを思い出してしまった。
モデルウォークで短いランウェイを歩く洋ちゃんは、中央まで来てなぜか大太鼓を叩き、最後
「やあ!!!」とポーズを決める。
衣装を次々と替え、4回登場。
私が一番笑ったのは、透明のビニールのジャケットにチェックのパンツのコーディネート。
そう!あの
釣りバカ対決
氷上ワカサギ釣り対決 の特典映像、
洋ちゃんのお誕生日おめでとう企画を彷彿とさせる衣装だ。
他の衣装も秀逸。
さすが、天才スタイリスト小松江里子。
最後はヒグマの洋がやっぱり村娘をバッサリ切って去って行った。
数々の映画やドラマの主役をこなしてアカデミー賞も受賞、紅白は司会もやって歌手でも出場してる素晴らしいマルチ俳優なのに、どうでしょう軍団の手にかかるとこうなっちゃうんだよなぁ。
素人だけどなまらおもしろい大学生の演劇青年が28年の時を経て、今武道館のセンターステージに立っている。
そしてその彼を支える多くの方々がその周りに集まっている。
最高の仲間たちに囲まれてるね、洋ちゃん。
なんて思ってたら、大好きな
「手漕ぎボートは海をこえて」
が 懐かしい水曜どうでしょうの映像と共に流れてきた。
これ聴くといつもなんだか涙が溢れる。
いい歌うたうんだよ、大泉洋。
そしてまた爆笑トーク。
従兄弟のみっちゃんが札幌カナモトホールでのライブに来た時の話はなんまら笑った。
洋ちゃんのお母様がリサイタルの事を「独演会」だと思ってたり、お父様はNACSの他の4人の事を「応援隊」と言っていたり(あ、これは一回目のMCだったかも)、とにかく竜巻のような爆笑の連続だった。
終盤戦クライマックスは其の三で。
したっけ