1980年 禁断の青
一時代は、綾瀬はるか、川口春奈、中条あやみなどアイドル女優の登竜門であり、キャンペーンソングも大ヒット、今の時代では、夏は青春ドラマのようなCMとアニメ映画のようなCM、冬は吉田羊と鈴木梨央演ずる親子のCMとその親子が歌うカバーソングも話題になる、ごくごく一般的な飲み物として定着しているポカリスエット。
そのポカリスエットは有名な80年代の発明品で、あの聖子ちゃんと同じく1980年4月1日にデビューしている。
缶ジュース100円の時代に価格は強気の120円(245ml缶)。最初に飲んだ時の感想、みなさんはどうだったかな?
発売当初、ご近所の馴染みの駄菓子屋のおばちゃんがお試しにと1本無料でくれた。
大塚製薬と聞いてオロナミンCを想像しながら、最初に飲んだ感想は・・・
口から流し込んだ時の水との感覚の違い
甘さは感じなかった
ごく薄い塩水を飲んでいるような?
“スエット”というとおりこれが汗の味なのか?
それとも点滴ってこんな味?
冷やして飲んでいるのにぬるい味!?キンキンに冷やしたら普通に飲めるのだろうか?
ゲータレードと同じ感覚で飲むととんでもない怪我をするぜって感じ(大袈裟か)
今の若い方は信じられないだろうけど、お世辞にも「おいしい」とは言えない感じだったのだよ。(※意見には個人差があります)
まぁ、機能性を求めたドリンクなので、味を求めてはいないのだろうが。(そんなことはないか)
高2の時の化学の先生なんて“ポカリスレッド”と呼んでたし(笑)
ただ、飲み慣れてきたからなのか、飲めるようになったんだよ、これが。感じなかったと言った甘さも感じる。味が改善されたのかとも思ったが、あくまで味は変わっていないらしい(!?)慣れとは怖いというか、喉元過ぎれば熱さを忘れる(違)
というわけで、今は普通に飲んでいるのだが、本当に味を変えてないのかは今でも甚だ疑問である。
味云々と書いたが、このポカリスエットの最大の功績は、運動をしている時「水を飲むとバテるから、水は飲むな!」と、太古の昔から言われていた、どこから始まったかもわからぬ根性論、根拠なきおかしな常識を覆したことだと思う。
その後、いわゆるスポーツドリンクがいろいろ発売されましたね。
機能性飲料なんてジャンルもできました。
皆様、水分補給を心がけて快適な夏を(そもそも昨今の夏は快適じゃねぇか・・・苦笑)