朝ご飯の前に〜我が家のゆるゆるローカーボ
僅かな時間でもできるたやすいことを指す、
“朝飯前”。
夫婦二人暮らしになって、この間の過ごし方が
がらりと変わりました。
身支度をして40分ほどの朝歩きを終えて
帰宅後エプロンの紐を結んでから、一つ一つの準備が始まります。
まずは
朝の消化を助けてくれ、血糖値の上昇を抑え、腸内環境を整える効果があるレモンとリンゴ酢入りの白湯です。
そのままでは酸っぱいので、生蜂蜜を少々。
コレステロールを下げて欲しいとの願いを込めてアマニやエゴマの油を加えることも。
そしてケールの冷凍青汁を流水で解凍し、
リコピンの多いトマトジュース、
ブルーベリーの3倍のアントシアニンをはじめ、ベータカロテンや食物繊維の豊富なアロニア果汁。それぞれグラスに注ぎます。
それに、有機レーズンを沈めてふやかした豆乳ヨーグルトも加えて、完了。
これが、いつしか我が家の朝ごはん前の大切なルーティンになりました。
あちこちと身体のことが気になる年頃のせいもあり、小さな不調のたびに大切にしたい栄養や頼りたい食材が増えてしまった結果、
今やこんな状況に。
もはや“朝飯前”とは言えない、朝飯前です。
けれどこの後のご飯がたとえ残り物のオンパレードでも、品目が心細くても、糖質をしっかり
食べたとしても、どことなく気が楽なのは嬉しいところ。
あれこれ手を伸ばしすぎて、もはや何が効いていて何が効かないのかも判断できませんが、
数値の改善とともに、なんとなくすっきりと調子が良くなってきたこともあって
どれひとつもやめるにやめられなくなりました。
我が家の朝が正しいとか、こうすべきとかを思っているわけでもなく、
帰省した子供達にも、一応勧めては笑って断られていますが、
いつか何十年か経って、子供達が私の年頃に差し掛かって心細くなったあたりに、親もジタバタしてこうした過ごし方を模索していたということが、その先の一助になればいいなあ、と思うのです。
朝飯前のことと、その後の朝飯。
昼よりも晩よりも、もしかしたら大切に思っているのが、朝のご飯かもしれません。
それを思うと、若さ衰えた後に現れてきた数々の不調に、感謝したいような気持ちになるのです。