さくらんぼのピクルス🍒
青森、そして山形から、今年もさくらんぼが次々届きました。
箱の蓋を開けるたびに、そのルビィ色の実の愛らしさに見惚れてしまいます。
大きく甘くて、まるですもものような食べ応え。
傷みやすいけれど、
やはり日本のさくらんぼが好きです。
ぼやぼやしているとあっという間にいなくなってしまうさくらんぼ。
半分は、一番美味しい、そのままで。
残りは長く味わえるよう
キルシュというさくらんぼのお酒に漬け、
残りは元気を頂けそうなこの酢漬けを、毎年作ります。
🍒さくらんぼのピクルス
さくらんぼ40粒ほどをきれいに洗います。
軸を短くすると食べやすいです。
水気をしっかり拭いたら、清潔なガラス瓶にそっと入れておきます。
マリネ酢の分量は瓶のサイズによりますが、
目安は酢500ccにきび砂糖大さじ2、ピンクと黒のつぶ胡椒を少々。
酢はシンプルなものが良いと思います。
ホワイトビネガーや、りんご酢など。
これらを合わせて鍋に入れて沸騰させ、
さくらんぼを詰めた瓶に注ぎ、熱いうちに蓋を。
(蓋はガラスや樹脂など、金属製でないものを。酸で蓋のコーティングが劣化して腐食してしまうことがあります)
糖分はお好みで増やしてください。
甘いさくらんぼで作ると、よりおいしくできます。
今回は料理に加えるため、あまり甘くしない配合にしました。
文字通り、ピクルス。
サラダはもちろん、
ピンチョスや酒の肴にも。
刺身の残りとさくらんぼピクルスを刻んでさっくり合わせ、
あさり出汁のジュレをかけたもの。
刻むと梅干しに似ています。
こうした肉料理の付け合せにも。
手前のコンソメジュレや、ローストビーフの肉汁を混ぜたにんにく風味のマヨネーズ、野菜とともに巻いていきました!
スキッと良い後味を添えてくれる感じ、
なんだか楽しくなります。
さくらんぼの色は漬かるにつれ取れていきますが、その分、漬け酢の方はばら色に。
アントシアニンたっぷりなこの漬け酢をはちみつ、炭酸又はお湯で割って飲むのもお勧めです。
さくらんぼは鉄分やカロテン豊富で、
酢のクエン酸とともに疲労回復に役立ってくれるので、
たくさん汗をかいたあとや、夏の朝にも。
カリウムも豊富でむくみにも効き、
寒いところの果物らしく、意外にも身体を温めてくれる働きも。
整体の先生に聞いたのですが、
人間の身体も自然の一部だそう。
低気圧が続くと骨の内側がむくんだりすることもあるようなのです。
旬のものを頂くというなかには
美味しいだけではない大切さが確かに在って、
当たり前に毎年出会うものたち一つ一つが
夏には夏、冬には冬の身体に寄り添って
小さな不調をいつのまにか元に戻してくれていたり、生きる力を与えてくれているのだと、
こんな時にふと感じます。
気のせいかもしれませんが、
さくらんぼのお蔭か?いつもより元気な気がします。
真夏の桃も、楽しみ*\(^o^)/*