禁煙しちゃった・・〜私のしくじり物語〜
今回ご紹介するのは、「ボンヤリでいいから自分の理想を考えて続けて下さい」というメンタルです。
その実例として、理想をボンヤリ掲げてたら、全く意図せず「禁煙」に成功してしまった、という話をさせていただきます。
私がまだ20代だった頃の話です。
その当時は、担当業務の都合上、月曜日の朝早く新幹線で大阪に向かい、平日はビジネスホテルに泊まり、金曜日の夜遅くに新幹線で自宅に戻る、という業務スタイルでした。
新幹線で移動中の2時間半は、もっぱら読書です。
読書はその当時から大好きで、その時期は本当に色々な本を読みました。
その日も、通常通り金曜日の業務が終わり、帰路につこうとしましたが、持参していた本を木曜日までに読み終えてしまい、帰りの新幹線の中で読む本が無い状況でした。
そこで、梅田駅のブックファースト(今もあるんですかね?)に立ち寄りました。
何か良い本は無いかと物色していたところ、
「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー アレンカー」
という、本が平積みされていました。
その頃の私は、ゴリゴリのヘビースモーカーで、多い日は1日2箱(40本)ほど吸っていました。
その本の帯を見て、私は鼻で笑いました。
「読むだけで絶対やめられる??喫煙者をナメんじゃないよ!」
「読んだら絶対やめられるんだな?!絶対だな?!」
と、「絶対やめられる」という単語にオラつきながら、結局気になって購入してしまいました。
本の中では「この本は、タバコを吸いながら読んでいいよ」というような挑発的な言葉がいくつもありました。
当時の新幹線はまだ1~3号車が車両内喫煙が可能な時代だったため、私は1号車に乗り込みました。
「吸いながら読んでいいぞ」という本の指示になぜかイラつきつつ、指示通りタバコを吸いながら読み始めました。
まあ、、、後はお察しの通りです。。。
下車する駅の少し手前で本を読み終え、私は座席にタバコとライターを置いたまま新幹線を下りました。
いやー、信じられませんでしたよ。
その日まで確実に1日1箱以上吸っていたのに!
ホントにやめてしまいました!
ネタバレ防止のため、本の中身については伏せておきますが、まあ一種の催眠効果というんですかね?
私の場合、禁断症状に苦しみつつも、吸いたくても吸えない状態になってしまいました。
禁煙できたらいいなーと思っている人がいたら、ホントおススメの本ですよ。千円弱で買える本なので是非試してみて下さい。
このしくじりから学ぶべきことは、
日々の想いが行動に現れる
って事だと思います。
今回、本屋で偶然手にした本で禁煙してしまいましたが、心の中では「禁煙しなきゃなー」という思いがどこかにあったのだと思います。
そうでなければ、その本が目に留まらなかっただろうし、読んでみようとも思わなかったと思います。
普段から自分の追い求める理想を思い描きながら生活していくことが大事なのかなと思います。
ではまた!
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