ファンコミュニティのカタチ
「#雑談アイデアキャッチボール」23週目です!
12月もあと半分!2024年が迫ってる・・・と言いつつ、そのまえにクリスマスがありますね🎄
12月後半はイベントが色々あって「楽しみだな~!」と思っているので、その時間が近付くのが嬉しいことではある反面、毎日あっという間に過ぎていくのでちょっと怖いです🙊笑
「#雑談アイデアキャッチボール」とは?
SWINGチームでは毎日10分間、「自分が最近気になっていること」や「ハマっていること」、「おすすめしたいこと・もの」について発表する時間を設けています!
「#雑談アイデアキャッチボール」では、その週に上がったトピックのまとめと、投稿者の主観でピックアップしたトピックの情報をお届けしていきます📝
今週の話題まとめ
20代の発表者が50代以上の婚活バスツアーの紹介をする際に、恋愛リアリティ番組の感想を喋ってるのかな?ってくらい「この人は見事カップル成立したんですよ~!😆」みたいにニッコニコで解説していたので、皆つられて笑顔で話を聞いていました 笑
特殊な無印良品がオープンした話
50代以上の婚活バスツアーが人気らしい
495万円で映画の主人公になれる✨
CD販売企画×ファンマーケティングが興味深い
アパレル企業が、オカルト部!?
今週のピックアップ!
今回は、ファンマーケティングについて考えてみよう!ということで2つ紹介していきます👀
「最近CDを購入したか?」
そんな問いかけから話がスタート。「CDショップごとに違う特典を集めたくて何枚も購入してる!」と推し活に勤しんでるメンバーもいましたが、今や 音楽ストリーミングサービスが充実している時代。メンバーの9割は「そういえば最後にCD買ったのいつだっけ・・・?」っていう反応でした。
数年前と比較したらCDを購入する機会が減っている中で、CD販売に関する面白い企画をしていたのが「マキシマム ザ ホルモン」というバンドです。
2023年7月、マキシマム ザ ホルモンは5年ぶりに新曲を出したのですが、なんとタイトルも歌詞も未公開のまま発売をしました。
なぜタイトルなどを公開していなかったかというと、
彼らのYouTube企画として「俺にはこう聴こえる選手権!!」を開催するからだったようです!
このCDを購入した人が、実際に曲を聴いて タイトルや歌詞を予想するというのが企画の趣旨。問題用紙と回答用紙もついてきたみたいです!!
さらに、この企画の面白いところは、このタイトル不明のCDが購入できるのは「腹ペコえこひいき加盟店」というところだけで販売していたということ。
「腹ペコ」というのは、マキシマム ザ ホルモンのファンの総称を指していて、腹ペコ(=マキシマム ザ ホルモンのことが好きなファン)がやっているお店を「えこひいき加盟店」と呼ぶみたいです。
マキシマムザ亮君が考案した「腹ペコえこひいき」は、
お店→バンド:えこひいき店に登録し、クーポン券を送付
バンド→お店:作品の先行販売、限定グッズ販売、特典を進呈
バンド→ファン:えこひいき店のクーポン券を送付
ファン→バンド:さらなるバンド熱
お店→ファン:クーポン券で割引、お店のコミュニティ化
ファン→お店:新たな顧客の創出
このような構図の 新しいファンマーケティングアイデアとして、コロナ禍で経営が落ち込むお店を応援すべく、お店に腹ペコが足を運ぶことで参加できるイベント等を実施。
2023年10月25日時点で、加盟店は600店舗に達しているそうです👏
音楽好きな発表者も、新曲が出たら好きなアーティスト1~2組くらいは今でもCDを買うようですが、最近は「どこで買ってもいいかな~」とか「家に届く方が楽だからネット通販でいいや」って思うことも多いそう。
でも「腹ペコえこひいき店」の三角関係は、お店の人自体がそのアーティストのことが好きで、お店を利用することでファン同士も繋がる。
ファンコミュニティの活性化にもなるし、CD販売すらイベントにしちゃうのが面白いなと思いました!
コアなファンが付きやすい領域を探す
上記の発表の次の日。”洒落たネタを持ってくる”でお馴染み(筆者と部長が勝手に言ってて本人は迷惑してる 笑)の発表者が「他にも面白いファンの作り方があったので」と紹介してくれました📝
アメリカンカジュアルを中心とした衣料品や雑貨を販売するアパレルセレクトショップ「FREAK'S STORE」を手掛けている株式会社デイトナ・インターナショナル。
同社は、YouTubeチャンネルを開設しており、1年で約5万人近く(現在4.78万人)の登録者がいます。
再生回数を1番稼いでいる動画が、なんと”オカルト系”なんだとか!
「オカルト部」というのを社内で立ち上げているみたいです👻笑
オカルト部以外の動画は、視聴回数が10万回は達していないのですが、1番再生されているオカルト部の動画は74万回も視聴されています。
業務の都合で、たまたま発表者がこちらの社長に会えてお話を聞いてきたらしいのですが、オカルト部を始めようと思った経緯がすごいなと思ったそうです!
そもそも「なぜ、アパレルショップがオカルトをやるの?」という話ですよね。
FREAK'S STOREのECサイトは、毎月400万人~500万人が来ているそうです。そして店舗自体もたくさんあります。
そのくらい有名ではあるのですが、それだけ利用者が増えると「ひとりひとりのお客さんの顔が見えない」という悩みもあるみたいで、
売れているからこそ、勿論それを手放したいわけではないけれど、400~500万人という、とりあえずマスに近い状態に向けた商品ラインナップになっているみたいです。
服はセグメントがしづらいそうで、「ペルソナが見えてこない」ってなった時に、こういうマスに受けるブランドになってしまうと、「次は誰に向けたものを作ろう・・・」と、結構迷子になりやすかったりするそうです。
そうしたときに、たまに年代で区切る場合もありますが、服ではない全然関係ないところで「親和性がある領域なんだろう?」っていろいろ動き始めた時に、それが「オカルト部だった」っていうオチみたいです。
どうやら社長が曰く、「人が集まってきて、お金が取れるのは占い・風水・オカルトだ」とのことで「都市伝説は人が集まってくるけど、お金はとれない」って言っていたそうです。
個人的には「たしかに分かるかも」って思いました🤔
また、オカルトはイベントをやって物販に結びつけることが しやすいみたいで、実際に 京成電鉄とFREAK'S STOREがコラボレーションした事例も!
もう使われていない無人駅、、、いわゆる廃駅ですね。
なんだか廃駅ってオカルトっぽさがあるので、そういう場所で、テーマをちゃんとつければイベントになるわけです。
このコラボに関しては、『京成フリーク』というPOPUP SHOPで 物販系に結びついて、結果的に本業の服との親和性が生まれました。
今までFREAK'S STOREの中で見えてなかったお客さんの一部だけでも「あ、オカルト好きなんだ」っていうことがわかることによって、また違う売り方を仕掛けることもできるし、そうなるとFREAK'S STOREのオカルト好きユーザーがより好きになってくれる。
ずっとFREAK'S STOREと付き合ってくれる 粘りっ気のあるファンを増やすための施策の1つが「オカルト部」だった、ってことでした!
まとめ
やはり、語り合える仲間がいることで推しへの熱も持続しやすいし、コミュニティがあると結束力が生まれて離れづらくなるのでファンコミュニティは大事ですね。
2つ目の小見出しに書いた「コアなファンが付きやすい領域を探す」、その領域に当てにいった結果『京成フリーク』のようなイベントや物販に展開していけるというのが勉強になりました。
マキシマム ザ ホルモンのファンマーケティングに関しては、バンド・ファンが経営するお店・ファンの3者全てが満足出来るという永久機関がすごいですよね・・・!
こういうアイデアを思いつけるようになりたいです🐣
今日は2つ分の紹介で少々長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました!
来週が年内最後の投稿になります!お楽しみに~✨