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2024年 ベスト音楽総まとめ(同人部門)

 どうもです。

 2024年の総まとめ的な記事、第7弾。
最終的に「2024年 ベスト音楽総まとめ」記事に反映される「同人部門」です。主にM3で頒布された同人作品からアルバム・EPを5枚選出してます。


#1『ArtemIs』/ nayuta

◆所属:無所属(「7uta.com」主宰)
◆デジタル配信:https://linkco.re/BzNMSHYP

 RD-Sounds×nayutaが贈る、オリジナルファンタジーアルバム。全7曲(inst曲含む)を収録。"AIなのだと告げられた私が "わたし" として生き始めるための記録―”と云う事で、物語調のコンセプトアルバムでもありました。
 是非、曲順通りに聴いて、歌詞にも注目してみて欲しいですね。宇宙スケール美しい幻想的なサウンドに包まれながら、切なさと温かさが交錯するメロディを数々紡いでくれました。nayutaさんの歌声もかなり繊細に感情が乗っており、ポエトリーリーディングっぽい歌唱も心を奪われましたね。疾走感溢れるTr.2「determinism〔機械仕掛けのココロ〕」、激アツギターソロ搭載のTr.3「ne / ne〔ヒトらしくあるために〕」、優雅なストリングスが響くTr.5「beside you〔夢の続きへ〕」が特に気に入っています。


#2『青の燐光』/ Vivid Lila

◆所属:無所属
◆デジタル配信:https://linkco.re/3AASYxsP

 すずやみ/鈴谷皆人による同人サークルVivid Lilaの4曲入りニューEP。今回もゲストボーカルを迎え、優莉、nayuta、HANA、月乃と同人界隈では有名な方々が揃い踏みとなりました。
 ジャケットイラスト通りの夏の眩しさ・煌めきをテーマにした1枚でしょうか。美しいストリングスと疾走感溢れるエモーショナルロックナンバーTr.1「碧青グラデーション」、可愛いらしいシンセサウンドと、ノスタルジックなメロディ心地良いTr.2「PaperMoon August」、セルフコーラスが響く壮大でドラマティックな展開美に涙するTr.3「純然輝度」、アコギとピアノの音色が気持ち良く交錯しながら、淡いメロディを奏でていくTr.4「うたかたの栞」。本当にどれも最高でした。


#3『INTERDIXION』/ Juggernaut.

◆所属:無所属(「JuggerNoteRecords」主宰)
◆デジタル配信:各種ストリーミングサービスにて配信中

 7thアルバム。全14曲とボリュームありつつ、今回もジャガーノート節炸裂してて最高でした。構成も素晴らしかったので、1枚通しで聴くと、一つの物語を読み終えた様な味わい深さがありました。
 表題曲「interdixion」は、いつもの如く神々しいコーラスが聴こえてくる壮大な幕開けで、疾走感の中で確かな存在感を放つピアノの旋律が本当に好き。多種多様なキックを駆使しながらクールなメロディで駆け抜けるTr.4「Divineforce」も良い。アルバム後半に向けて、ボルテージをもう一段階上げるTr.7「Voltage」も見事。Tr.8「Edodeath」のどこかエキゾチックなサウンドと呪術的なメロディや、Tr.10「Outerspace」の近未来や宇宙をイメージさせるサウンドなどには、興奮せずにはいられませんでしたね。Tr.12「Eclypze」は、縦横無尽に弾け回るサウンドと圧倒的ラスボス的ドラマティック展開美で、彼の真骨頂とも言える楽曲で最高でした。ジャガノは神。


#4『Magical Magical』/ NaYuri

◆所属:無所属
◆デジタル配信:https://linkco.re/PpeFGpuA
◆フィジカル:https://7uta-nayuta.booth.pm/items/6152292

 nayutaと優莉の女性ツインボーカルユニット。記念すべき1stアルバム。同人歌手としてだけでなく、シンガーソングライターの一面も持つ2人が、お互いに作詞作曲しています。全6曲(Inst含め12曲)を収録。
 日々の瞬間に訪れるそれぞれの「魔法」をテーマにしたカラフルでポップな1枚。Tr.1「Wonders of the Magic」やTr.2「マジカ★ミラクルDancing」、Tr.4「フレアサイダー」はアイドルソングっぽいテイストで、テンション高く可愛いらしい2人の歌声を堪能できました。バラードナンバーTr.3「まほろ」ではnayutaさん作曲の泣きメロが素晴らしく、優莉がnayutaさんへの想いを込めたTr.5「Dear my friend」では歌詞にも注目を。イチバンのお気に入りはTr.6「Human Party!!」。疾走感を以て駆け上がるようなメロディ、小気味よく明るい歌声が最高です。クラップやコーレス等ライブでも盛り上がるし、途中の子芝居パートも面白い。12月に1stワンマンライブに行けた事も最高の想い出でした。因みに作曲のHONNWAKA88とは誰の名義なのか、私の嗜好と、バンドメンバーでも自ずと答えが見えてくるかと思います。


#5『Brightness』/ Imy

◆所属:無所属
◆デジタル配信:https://linkco.re/rfRtPZY3
◆フィジカル:https://www.diverse.direct/imy/

 8thアルバム。Imy10周年となり、"輝き"をテーマにした4曲を収録。ボーカルにはお馴染み"藍月なくる"に加えて、(提供によるコラボを除けば)今回初となる"秋奈"と"棗いつき"をフィーチャー。
 今回も全曲素晴らしかったです。王道のImy×藍月なくるで優雅に切なさも漂わせながら進行していくTr.1「Breath of life」、煌めく旋律を味方に付けた歌声から真摯な力強さを感じさせるTr.2「宝石を宿す」、Imy節の効いたメロディを乗りこなしながらキレのある歌声を響かせるメタルナンバーTr.3「嘘は真実を演じる」、どれがリード曲でもおかしくないクオリティでした。表題曲Tr.4「Brightness」はインストナンバーでしたが、聴く者の想像力を刺激し、エンドロールで流れていそうな極上の余韻を残してくれる仕上がりに感動です。おにねこ先生のジャケットイラストも過去最高に好き。


 以上、同人部門の5選でした。大方いつも通りのラインナップですね。大好きだから仕方ない、新譜リリースに最大級の感謝を。ではまた!

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