知られざる人事の悩み〜ここが大変だよ人事〜
Crown Catは、HR Design事業で、多くの企業様のHR支援をしてきました。
未来のあるべき組織設計を、経営陣の方々と進めるケースもあれば、
直近の課題を、人事の方と共に解決に向けて進めるケースもあります。
さて、本記事では、意外と語られてない、
縁の下の力持ち、人事の方の多かった悩みをご紹介させていただきます。
人事なんて、採用だったら求人出して面接するだけでしょ?
そう思ってる方には、ぜひこの記事を読ませてあげてください。
採用活動において、持っていた不満は消えて、
もっと人事を応援したくなるはずです。
ぜひ、ご覧ください。
よくある悩み
1. 板挟み問題
2. 説得するデータがない
3. 称賛?なにそれ?
ざっとあげただけで、これだけあります。
それでは、一つ一つ説明していきましょう。
1.板挟み問題
人事は、基本板挟みです。
コンサルタントやPMOのように、横断プロジェクトになる事と、
皆知識がない事をいい事に、基本言いたい放題です。
経営者や上司は、成果を求めるので、
「なぜ、採用が進まないのか」
「そんなに採用費は出せない。コストを落とせ」
配属先の現場からは、
「教育している余裕なんてないから、即戦力でないと入れないでくれ」
「なんか、パッとしないから面接はしない。書類選考落ちで」
「もっとちゃんと見極めてから、面接にあげてくれ」
そして、求人営業からは、
「この待遇面では、採用できませんね」
「予算をあげないと、採用は厳しいです」
皆、好き勝手言います。
理想だけを言ってくるので、
調整に動いても、なかなか話を聞いてくれません。
えっ人事って、プロジェクト推進力や、調整力が必要なんだ・・・。
ここで、初めてその点に気づく人も多いでしょう。
2.説得するデータがない
採用における、平均的なデータって全然転がってないんですよ。
調べても出てこないし、自社のデータしかない。
しかも、市況はかわりやすいのに、
「昔はこれで採用できてた」なんて言われたら、
なかなか言い返しづらい。
なんとか、根拠出しても言われるのが、
「よそはよそ。うちはうちだから・・・」
聞き分けのない子どもを、力尽くで通す
おかんじゃないんだから・・・。
出せる給与も、全部決まっているから、無理なんです。
そう言われたら、ある武器で戦うしかありません。
かの有名なスヌーピーも言っているんですから・・・。
「配られたカードで勝負するっきゃないのさ。それがどういう意味であれ」
引用:スヌーピー名言(マイナビ記事より)
※ちなみに、自社の採用がいけてるのかどうか調べたいなら、弊社から、Cyconという採用分析ツールのβ版がもうすぐリリースされるので、
ぜひこちらで事前登録してみてください。
3.称賛?なにそれ美味しいの?
達成して褒められることなんて、全然ないんです。
当初の予定より、コストを抑えて採用計画が達成できた!
→「採用予算、もっと落とせるんだね。来期はその採用単価でいこう」
すごいいい人が採用できた!
→「今回の媒体良かったね!またこの媒体使おう」
そうです。人事って称賛されることが少ないのです。
失敗したら、責められるのはもちろん、
成功したら、使ったサービスに注目されがちです。
なぜ、こんなに辛いの人事は?
それは、人事の方がしている業務を
周りが理解されてないからではないでしょうか。
弊社のHR Designに問合せがくるケースで多いのは、
「採用のノウハウがないので、採用について教えて欲しい」
「採用がうまくいってないから、もっと採用を改善して欲しい」
というケースが多いです。
いざ、課題分析をさせていただくと多いのが、
基本的な戦略が立てられてない
これに尽きます。
いやいや、ターゲット考えて、どの媒体がいいかリサーチして、
求人営業が、いいコピー書いてくれたんだけど。
毎回、その声を聞きます。
採用戦略とはどこまで設計して検討しなければ、
いけないかを理解していないケースが多いのです。
つまり、採用にあまり携わってない人からすると採用は、
・求人広告の選定 = ちゃんといい媒体選んだか?
・予算の調整 = プランは適切か?
・広告営業とのやりとり = いい求人書いてもらえたか?
ぐらいにしか見えてないんですね。
たしかに、そうなるとただの御用聞きに近いので、
人事を褒めることも少ないかもしれません。
人事が、採用においてどこまで考えているのか、
しっかり教えてあげましょう。
人事って採用では、何しているの?
採用においては、しっかりと戦略検討しています。
戦略ってどんなことを考えているかでいうと、
①採用戦略の立案
・人員計画のキャッチアップ
・要件ヒアリング
・ペルソナ設計
・訴求方針の策定
②採用手法の立案
・採用方針の設計
・採用手法の選定
・採用サービスの選定
③採用の実行
・求人作成
・応募者対応
・選考
・振り返り
・改善案の検討
採用だけでも、これだけ検討しています。
もちろん、経営陣や、現場とのすり合わせはさることながら、
求人営業から情報収集しながら、これらを募集職種毎に実行します。
少し前に、"採用マーケティング"という言葉が流行ったように、
採用って、マーケティングなんです。
意外とここをわかってないところが多いです。
優秀な人事になると、この戦略を企画するさらに上段も設計します。
例えば、事業計画。ここまでくると、CHROの領域です。
事業の面からも、人・組織創りを考えられて、
計画を練られるようになれば、CHROを目指せるでしょう。
採用だけでも、こんなにあります。
オンボーディングの定着・活躍まで考え出していくと、
検討すべきことは山ほどある事が、想像しやすいですね。
制度設計まで入ってくると、
もはやコンサルティングを入れた方がいいことも。
人事って楽しいの?
これだけ、しんどいことをしているのに、なぜ人事をしているの?
そんな声も聞こえてきそうですが、
弊社のクライアントに共通する人事の方の共通点としては、
"人が好き"ということ。
人事は、人にまつわる業務をする仕事なので、
やっぱり好きな人が多いですね。
この人ならうちで活躍してくれそうだと思った方が、
ぜひ働きたい!と、両思いになった瞬間。
採用した人が、活躍して事業が推進していった瞬間。
自分が関わった人たちが、
輝く瞬間をたくさん見られるのも、人事の特徴です。
そんな瞬間を味わえるから、
大変でも、人事をしているのでしょうね。
人事に多い課題は?
最後に、人事に多い課題を、
弊社のクライアントで多かったものをあげていきます。
・求職者への訴求が弱い
・改善ポイントが見つからない(どこに手をつけていいかわからない)
・サービスの選定が悪い
このあたりが多いです。
採用単価が高くなっている、採用したいけど、
採用できないという問題から問合せに発展して、
分析するとだいたい皆さん同じところに問題を抱えがちでした。
そのため、弊社では採用改善をしたい企業様向けの
コンサルパッケージ「entrance」を開発しました。
採用で勝ちパターン構築をスキーム化したため、
従来のコンサル費用よりグッと単価を抑えられ、
以下3つを実現できます。
・採用成功
・再現性のある採用の型構築
・人事教育
上記が3ヶ月で実現できる、お得なパッケージ。
興味ある方は気軽に、以下のフォームからお問合せください。
もちろん、採用だけでなく人にまつわることでしたら、
お気軽に同様のフォームからどうぞ。
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