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「小ネタ満載のハートフルコメディ!」
映画「宇宙人のあいつ」をAmazonプライムビデオで鑑賞。中村倫也、バナナマン・日村勇紀、伊藤沙莉、柄本時生と、豪華キャストで贈る「日常系SFハートフルコメディ」!
(あらすじ)
人間の生態を調査するため土星から地球を訪れた宇宙人は、真田家の四兄妹の「次男・日出男」になりすまして23年間もの年月を過ごしていた。家族というものを知らない日出男は、長男であり兄でもある夢二から様々なことを教えられ、学んできた。家族の問題が次々と起こるなか、地球を離れる日は刻一刻と近づき、気がつけば残り3日となってしまう。わずかな時間で人間としてやり残したことをなくすべく、日出男は奮闘することを決める。
(ネタバレ感想)
ひと言でいえば、小ネタで魅せるコメディである。軸となるストーリーは一応通っているものの、自由度は比較的高く、「もしも中村倫也が宇宙人だったら……」というコントを120分に引き伸ばした印象。
おそらく、中村倫也がブッキングできた時点で99%出来上がっていたのだろう。
火星人ではなく土星人、というのも面白い。
ただ、中村倫也が思いのほか目立っていないのが残念なところ。映画の8割以上は日村勇紀が支えており、まるで日村主演であるかのようなはたらきである。
中村倫也は「ハケンアニメ!」のように、脇役で絶妙な味を出す方が合っているのかもしれない。