ドラゴンドラゴンクエスト4:トルネコに学ぶ処世術

ドラゴンクエスト4を初めてプレイしたのは小学生の頃だ。
当時はせどりという仕事がなくせどらーという職業がなかった。でも30余年たったこの時代には人気の副業として定着している。
その元祖こそ、トルネコだった。

彼のやっていることは金持ち父さん貧乏父さんのESBIそのもののようにステップアップしていく。
Employはレイクナバで武器屋からスタート。これは会社員で雇われているのと同じ状態だ。自由に休める(有給休暇は取れないが),早退も自由だが独立へ向けてせどりして財を築いたりイベントをこなして、ついには大国で武器屋オープン。せどりによる独立起業の元祖が彼だった。これがS:自営業からB:経営者、起業家へのステップアップだ。

著者も社会人が向いておらずどうにかして自立できないか考えていた。
習い事でブラジルの格闘技カポエイラというものがあり、習っている。
よけ技でエスキーバというのがあり、これは日本人は困難があれば真っ向から向かっていくのに対し、ブラジル人はうまく回避して困難を乗り越えることを考える。
会社勤めだとリストラ、倒産、定年退職などの苦難と戦いながら過ごすことになるが、今の時代はせどりなどの副業で自立ができる時代になった。

せどりのように会社に勤めずとも経済的自立ができる術があることを、トルネコが教えてくれた。このカポエイラでいうエスキーバのように会社で働いてキャリア積むのとは別なルートでFIREや会社に縛られない働き方をするのが、進むべき道なんじゃないかと思えた。

老害たちに企業戦士になることが進むべき道であるかのような先入観を植え付けられて氷河期世代は育てられてきた。でも、子供の時期にこういう処世術があることをゲームで教えてもらえた。


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