『乳幼児のこころ - 子育ち・子育ての発達心理学』 【とりのす書店#5】
こんにちは。インターンスタッフの濱田です。
7月からレジ袋の有料化が始まり、ビニール袋を持ち運ぶようになりました。国連によると生分解性プラスチックなどの技術革新にたよるよりも、みんながエコバックを持つようになるほうがはるかに環境への負荷が少ないそうです。これからは意識してビニール袋を断っていきたいと思います。
さて、今日はとりのす書店の開店日です!
( ↑ とりのす書店の紹介文はこちら ↑ )
とりのす書店5冊目は、『乳幼児のこころ - 子育ち・子育ての発達心理学』です。
この本を手にとったきっかけ
僕の将来就きたいと思っている職業の一つに「学校の先生」があります。ただ、僕は現在教職課程を履修しているものの、専門が理学部なので、子どもたちの「こころ」についての知識がありません。そのため、子育て・教育に対する知見を深めるためにこの本を手に取りました。
本の概要
『乳幼児のこころ - 子育ち・子育ての発達心理学』は主に乳幼児(生まれてから小学校に入学するまでの子ども)のこころの発達についてまとめられている本です。具体的には、赤ちゃんがどのように世界を把握するようになるのか、親との愛着(アタッチメント)をどのように形成するのか、相手の気持ちをいつ理解するようになるのか、などが書かれています。
子育てや子どもの可能性を切り拓くために、親や環境はどうあるべきかを学ぶことができます。
本を読んだ感想
学校の教室に行くと、さまざまな個性を持った子どもたちに出会います。人見知りの子、だれとでもすぐに仲良くなる子、不安なことがあると泣いてしまう子、逆に怒ってしまう子。僕はそんな子どもたちと触れ合う中で、「子どもたちは学校という同じ環境の中でもなぜそれぞれ違った反応を示すのだろう?」と疑問に思っていました。
今回、この本を読んでその理由が少しわかりました。それぞれの個性は、生物学的に先天的なものと、今まで育ってきた環境との複雑な相互作用によって現れます。子どもたちがとる行動の一つ一つに、1つには断定できないほど多くの要因が重なり合っているのです。要は、みんな生まれも育ちも違うから十人十色の性格になるということなのです。
そのため、仮に同じ行動をしている子どもたちでも、その理由は人によって違います。先生や親は子どもたちの気持ちに寄り添い、子どもたちが言語化できないところまで観察をし、裏にある本当のニーズを満たしていく必要があるのだと感じました。うーん、実際にそうすることはめっちゃ難しいそうですね……。
これから
僕はこの本を読んで、子どもたちのこころに向き合うことの大切さを学びました。大人が子どもの行動を見て、「それはやったらダメでしょ!」と怒ることはすぐにできます。しかし、気持ちに寄り添わないまま怒ると、子どもたちは「私のことなんて見てくれていない。」と感じる可能性が高くなります。
これからは、1人でも多くの子どもたちが愛情をもって育まれる社会をデザインしていくために、相手のこころを知るための知識をより身に着けていきたいと思います。
著者紹介
遠藤 利彦(東京大学教育学部准教授)
佐久間 路子(白梅学園大学子ども学部准教授)
徳田 治子(高千穂大学人間科学部准教授)
野田 淳子(東京経済大学経営学部専任講師)
※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
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