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Leicaに恋して。

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ミニマリストが恋したカメラ。 Leicaについてのあれやこれ。
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2024年5月の記事一覧

誰がために鐘は鳴る?RAW現像のメリット・デメリット|Leicaに恋して。

誰がために鐘は鳴る?RAW現像のメリット・デメリット|Leicaに恋して。

みなさん、こんにちは。Andyです。
さて、今日は写真撮影における一大テーマである「RAW撮影」について、そのメリットとデメリットを自分なりの解釈で紐解いてみたいと思います。
何かしらの思考のヒントになれば幸いです。

RAW撮影とは何か?まず、RAW撮影とは何か?を言語化しておきましょう。
簡単に言えば、カメラがキャプチャするデータをそのまま保存する方法のこと。
JPEGとは異なり、画像は圧縮さ

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雨が待てるカメラ|Leicaに恋して

雨が待てるカメラ|Leicaに恋して

雨を待ちわびてあの夏は、確かに雨を待っていた。
降ろしたてのLeica Q2を手に、早く雨の街を撮りに行きたいとウズウズしていたのだ。

防塵防滴を謳うカメラを持ち始めてから、雨が降るたびに新しい世界が開けるような気がしていた。
通り雨が過ぎて、すっと気温が下がる夕暮れ時。
河原の側道をことさらゆっくりと歩き、濡れた葉にカメラを向けてシャッターを切る瞬間の高揚感は今でも鮮明に覚えている。

雨が降

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Leicaに恋して。〜初恋の季節を過ぎて〜

Leicaに恋して。〜初恋の季節を過ぎて〜

あれはもう2年以上前のこと。
Leica Q2を手に入れた瞬間から、私の中で何かが変わった。

手に取るたびに、ファインダーを覗くたびに、シャッターを切るたびに、胸が踊り、心が弾む。

購入するまではさんざん悩むのに、購入したあとはいっさい後悔がない、不思議なカメラ。
それがLeicaだった。

そう、私は、完全にLeicaと恋に落ちていたのだ。

そうして高まるテンションは、いつしかユーザー同士

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影響を受けた3人のシン・写真家。〜進、心、神、に学んだ写真で本当に大切なこと〜|Leicaに恋して。

影響を受けた3人のシン・写真家。〜進、心、神、に学んだ写真で本当に大切なこと〜|Leicaに恋して。

写真という表現の美しさと深みを追求する中で、私は数々の写真家に出会い、彼らの作品や人格から多くのことを学んできました。
この記事では、私が特に影響を受けた5人の写真家に焦点を当て、彼らから得た教えや体験を通して、写真の真髄にすこしでも迫れたら良いなと思い、記してみました。
紹介順は私が出会った順にしています。

Professional Photographerが示す道最初に挙げられるのは、Pro

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フィルムカメラを使うなら、ストーリーごと所持したい。|Leicaに恋して。

フィルムカメラを使うなら、ストーリーごと所持したい。|Leicaに恋して。

フィルムカメラが持つ価値
「フィルムはやらないんですか?」

実は、これまでに何度と無く聞かれた質問だ。
でも、そのたびにお茶を濁してきた。

気にならない、といえば嘘になる。
とはいえ、積極的に取り入れたいわけではない。というのが正直な答えだったからだ。

いちいち現像に出すのは面倒だし、レタッチしないと自分の色は出ないし、時間もコストもかかる。
デジタル時代に生きる私たちにとって、フィルムは過

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